台風がいくつも過ぎて、蒸し暑さが残る9月でしたが、10月になって空気が冷たくなってきました。年末まであっという間だと思うと、保育園の演劇発表会もあっという間にやってくるなとしみじみします。
ぴょんこは引き続き運動細胞の活動が活発で、家の中で保育園の体操の練習を勝手にやりまくり壁をへこませています。ソファの上でぴょんぴょん跳ねまわり、最近はソファに座るとキイキイ音が鳴るようになったので、ソファの上で跳ねようものなら私は激怒をしています。
元気いっぱいですが、女の子なので、ささいなことで落ち込むこともあります。
年末にやる保育園の演劇発表会の配役が決まりました。
ぴょんこはかわいい衣装が着たいがために、主人公の女の子役に立候補したそうです。立候補者は5,6人いて、その中から3人くらいが主人公の女の子になれるということでした。
発表会は2ヶ月後、練習にもそろそろ取り掛かるということで、もう配役が発表されました。
そして、ぴょんこの役は、悪い魔女の手下ということでした。
ぴょんこは自分が思い通りにならないと、落ち込んで泣きます。ママが保育園に迎えに行って、家に帰ってくると案の定、大泣きだったそうです。
その辛そうな姿を見ても親としてできることは何もないわけで、胸がしめつけられる思いです。
とりあえず、悪い魔女の手下をやるのはぴょんこ以外に誰なのか聞いてみると、あの子とこの子とその子といった具合にすぐ顔が思い出せる子ばかり。なぜなら、ぴょんこのかけっこと体操のライバル達ばかりだからです。
それを聞いてママと、
「きっと先生が活発でうるさい子達は魔女の手下にしたんだ。おしとやかな子が主人公の女の子なんだ。」
と話していましたが、その時ぴょんこが、
「魔女の手下はすごいよ。側転したり、ブリッジしたりするんだ。」
と言いました。
それを聞いて、私とママはアイコンタクトで「ああ、そういうことね。」と納得できました。
演劇発表会の配役発表からしばらく経ちぴょんこも立ち直って、今ではさらに家の中で逆立ちや側転の練習をし、ソファにぶつかり、床を傷つけ、壁をへこませて、張り切って魔女の手下の自主練習をしています。