運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

サッカーの解釈を育てる。

 前記事でサッカーの楽しさに少し触れました。

 自分がサッカーやっていて楽しかったことも思い出してきます。

 

 サッカーの楽しさは、チームで意思統一された戦略、駆け引きの応酬。

 主導権を握れればとても楽しいし、問題が起きていればとても苦しい。その問題を改善して、また主導権を取り返すのも楽しい。

 

 試合の中で起きる問題は、戦略上で問題が起きている。

 相手選手とのミスマッチ、フォーメーションの相性、強みを消されて、弱みを突かれている。

 チームでこれを解消して押し返していく。形勢をひっくり返せれるように改善をする。

 頑張って走ればいいっていうわけじゃあない。ピッチの中の選手が問題を認識して改善していかないといけない。現状を把握して、解釈して今するべきチームプレー(戦術)の映像を味方と共有して実行に移さないといけない。

 

 それで結局何をどうすればいいの?となる。

 

 解説者の戸田さんが言うには、サッカーというスポーツの「解釈」があるそうです。指導者には指導者の解釈があるし、選手には選手の解釈があるでしょう。子供の解釈もあれば、パパママの解釈もあります。

 

 今、ワールドカップがやっていて、たー君はたくさん試合を見ています。それを通じて子供なりにサッカーを解釈していると思います。それは、たー君の口から出てくる言葉からも分かります。次のベルギー対フランス戦はカウンターの打ち合いになるそうです。

 

 細かいステップのドリブルが上手い。ジンガが速い。リフティングが1000回できる。それもいいけど、サッカーを解釈して、頭(brain)の中でもサッカーができているのかどうかを身につけて、解釈を育てる経験をさせたいと思います。

 

 下の記事より問題提起と育てる方法が読み取れる部分を抜粋しました。

 

sports.yahoo.co.jp

 

「与えられることに対してはとても前向きに取り組むことができますが、「君だったら何が出来る?」という問いかけに対して自分の意見がないように見える選手がとても多く、サッカーに必要なコミュニケーションスキルも低いと感じました。」

 

「分からないままプレーすること、分かっていないのに分かった顔をすること、分からないのに確認しない、ということは一切認めない」

 

 1人のサッカー少年に対して、その子の意見、行動について「どうして?」「なぜそう思ったの?」と理由を聞くようにしたいと思います。

 子供の思考に近づくことから始めて、その問いかけに対して子供が考えて解釈して、その解釈を伝えられるようになって欲しいと思います。

 

 「そこはシュートだろ。」「ドリブルで抜かなきゃだめだろ。」「パスじゃない。」 

 全部否定ですね。今の自分の選択は全部間違いと暗記はするけど、思考はしないし、解釈もできません。

  「悔しかったら点取ってこい。」と言うのを聞いたこともありますが、これはどう考えて何を解釈したらいいのでしょうか?サッカーなんで原理原則からすると悔しくなくても点を取りにいきます。

 

 何かしらプレイを選択したのには理由があるはずです。その時の解釈があるはずなので、それが素直に口から出てくるように誘導して、解釈ができるサッカー選手になって欲しいと思います。

 そして、まだ小学生なので、答えと正解を急がないようにしたいと思います。正解だ、間違いだでは、正解と間違いの暗記になってしまいます。

 

 考えて解釈をしないと「分かる」「分からない」の判別もつけられないし、「分かった顔」をしてしまうだろうし、「分からないこと」が「分からない」となって、質問も確認もできないんだと思います。

 

 時間がないないとせわしい日々ですが、解釈する時間とゆとりをもって子供に接したいと思います。