運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

試合。スクール戦。暑いのはみんな一緒。観てる方も一緒。

 学期末恒例のスクール戦がありました。

 

 恒例と言っても、前回は雨で中止になったので、たー君は初めてのスクール戦です。

 今回は天気の心配はなし!気温は35度以上39度以下でしょうか。熱中症が心配です。

 子供達が試合をしていない時は、コーチ達がとにかく日影に避難させていました。それでも日なたに出てくる子供達。

 「日影から出たらだめなんだってば。」とコーチ達がつかまえに行きます。

 

 学生の時、夏場に試合があると、監督が「暑いから辛いと思うな!暑いのは相手も一緒だ!!」と激をとばしてきます。それを聞いて、「相手は辛そうに見えないんだよな。おれほんと辛い・・・」と思っていましたが、座って観てる方も一緒ですね。「暑い中観てる方が辛い。サッカーしてる方がマシだろうな。」と立場が変わると都合よく考えが変わります。

 

 ワールドカップの時期と重なっていたので、自主練習するよりもワールドカップを見る方がたー君にとっても大事と思っていましたが、スクール戦があった週は月曜日から前日まで自主練習をしました。

 

 スクールでやっているミニゲームよりもピッチが広いこと、8対8でやることを想定して、試合なんで団子の中に入っていくんではなくてゴールを守ること、スペースがいつもより多くあるからカウンターを狙おうという話を予めして、そこを埋めるための動きだったり、そこに動いていく動きをコーンを置いてパス交換や、バウンドボールの処理、1対1の守備練習を通して動き方を確認しました。

 

 そして、当日。スクール戦には、たー君のスクール以外に、スポ少だったりクラブチームだったり近辺のチームが3チーム来ていました。

 

 試合では自主練習の成果は見れませんでした。

 スクールの子達は対外試合のための練習は普段していません。なので、連携もなく個人が思い思いにプレイします。

 

 たー君も滅茶苦茶ですけど、ボールへ積極的に関与していきます。けど、チームのユニフォーム着て対外試合を普段から経験している相手にドリブルで対面すると、いつもとは違うプレッシャーを感じたようです。最初はたじろぐような様子を見せていました。抜こうとしてもコントロールミスでボールを取られます。

 

 1試合目は散々でしたが、2試合、3試合とすると慣れてきたのか、スクールの子も力を発揮するようになりました。

 

 たー君も攻撃になればボールをもらうように前線に顔を出し、守備になれば走ってゴール前まで戻ったり、相手ボールによく反応して取りにいっていました。相手ゴール前でボールを落ち着いてコントロールして得点もできました。

 

 特に守備の時にはボールを奪うためによく足を出していたし、振り切られそうになっても追っかけてたのでよく走ってるなと思いました。

 先日の小学校の公開授業の体育でたー君がダッシュをしていたのを見たとき、

 「遅っそ。」

 と思いましたが、スクール戦では攻守の切り替えをしっかりしていたので、不思議と早く見えるんですよね。

 本人はできたこともあったけど、できなかったことも多かったなと少し反省気味でした。特に散々だった1試合目のことがショックのようでした。 

 

 スクール戦とはいえコーチも指示を出します。ただ、スクールの子達なので、失点しても「やれてるところもあるから点取り返そう。」。得点すれば、「ナイスゴール!!」と、顔を下に向かせないように声がけをします。

 試合が終わった後は集合してミーティングをしているようでした。チームとしてできることを整理していたんだと思います。なので、試合毎にスクールの子達も自分の力を出せるようになって、なんとか形になったのかなと勝手に思いました。

 

 炎天下で私も日に焼けて、Tシャツの襟周りにくっきりと焼け跡がつきました。

 1試合だけビデオに撮ったので、それを家でママに見せると、

 「あんなにワールドカップをテレビで見ているのに、まるでサッカーになっていない。デタラメね。」と、これまでの子育ての中で一番の辛口評価をしていました。