運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

夏休みを通じて気づいた子供の好奇心を枯らさないこと。

 さて、たー君はママの実家に帰省中には毎日毎日、海水浴に釣り、サッカーチームに短期参加などしました。 

 

 たー君の様子を見たり、話を聞いたりしていると分かったことがあります。

 

 たー君は野山を這いずりまわって虫を探したり、海水浴場で泳いで魚を探したり、磯で生き物を探したりすることは、どれだけ暑くても一日中、毎日やっています。喉が渇いたとお茶を飲むぐらいで、お腹が減ることも忘れてやっています。三度の飯よりも好きなのがよく分かります。外遊び大好きな子供には楽園の日々です。

 いつも好奇心のままに本能で動き続けているという感じです。そんな様子を見て子供って好奇心でしか動かないんだなと分かりました。

 

 たー君も、

 「Jリーグだったらどのクラブに入ろうかな。」とか、「海外のクラブだったらどこの国がいいかな。ドイツかな。フランスかな。」とか「日本代表になってワールドカップ出る。」と言います。

 それを聞くと、「おお、夢を語ってくれてるんだな。夢に近づくために、もっと自主練習させよう。」とか思って、ボリューム多めに自主錬メニューを考えても全然意欲的にはやりません。目標あるなら努力しろよとか思って言ってみても火が点くことはありません。

 そんなことよりもカブトムシを取るための仕掛けを作ることに気が向いています。

 

 こういったことも子供は好奇心でしか動かないと考えると理解できます。「プロサッカー選手になると言っているのも、ただ好奇心で言っているだけ。」と。

 

 夢や目標を立てたんでなくて、プロサッカー選手というものに好奇心があるだけ。大人が勝手に夢や目標にして行動計画を立てて、それに押し込んでしまう。

 好奇心は、一日中没頭して動き続けられるだけのエネルギーを生み出します。一番怖いのは、まだ必要ない養分を与えて、出てきた好奇心の芽を枯らしてしまうこと。

 

 ただし、寝ても覚めても三度の飯よりもサッカーが好きで、ボールばかり触っている子は、勝手に養分を吸って勝手に育ってプロ選手になるんだと思います。

 

 今は低学年なので、好奇心のままに、サッカーも勉強も生き物観察も好きなようにやってもらって、好奇心の芽を摘まないようにしたいと思います。好きなようにやらせていると大人が思いつかない創造力に溢れたことをやってくれるのも分かりました。

 その芽が伸びて育ってくれば、次は夢や目標を自分で描くようになるのかなと思います。好奇心の芽をグングン伸ばしてきたものであれば、それがサッカーでなくてもなんでも良いと思います。

 

 しかし!!夏休みの宿題は全部しっかりやれよと、子供の好奇心を奪ってでも強く言います。