運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

甲子園も高校サッカーも過酷日程という議論について

 さて、夏も終わりです。夏の甲子園もこの前終わりました。実力ある投手が1人で大会のファイナルまでチームを引っ張ってきて凄いということです。

 ロシアワールドカップで言えばクロアチアモドリッチのような活躍ということでしょうか。

 凄いぞの反対側には酷使だろという議論も出ています。モドリッチは小さい鉄人なので、今シーズンもバリバリ活躍していくのでしょうが、18歳の高校生なんで猛暑の中、毎日150球も投げちゃだめでしょ。体壊すよということです。甲子園はいつもこれ議論されますね。

 

 しかし、本当にモドリッチさながらの運動量で消耗しながら大会を戦っている高校生がいます。全国高校総体のサッカー競技です。猛暑の中の連戦で熱中症で倒れるぞというのはこちらの方です。  

 

 春夏甲子園も夏の高校総体も冬の選手権も過密日程で体を壊すと議論される。いろいろと過酷な部活動を血と汗と涙を美談に正当化して体を壊す必要はないけど、あの華やかな舞台を見ると目指す価値は当然ある。その目指し方が議論されるといいなと思います。

 

 現実、どこの県でもベスト4、ベスト8ぐらいに入る高校は、全国高校総体に出れなくても、サッカーフェスと言われる招待試合に夏休み中に2回ぐらい出て高校総体と同じようなスケジュールで試合をこなす。それ以外には、フィジカルも戦術も高めるために短期合宿みたいなのが何度もあると思います。これで、夏休みのほぼ全てが部活漬け、サッカー漬けになる。

 

 本当は練習が週3回、4回で高校総体も選手権も目指していいし、夏休みの間に2週間部活をオフにして目指してもいい。合宿だって、高原の農家に手伝いに行って、移動は全部歩きとかで体力づくりでもいいと思う。

 技術、戦術はサッカーでレベルアップ、けど、体力、精神力、チーム力はサッカーでなくても夏の力を借りればレベルアップできるはず。

 

 今は、地方の県でも名門校があって全国から逸材を集めて、練習漬けで鍛錬して最強のエリート集団で高校総体も冬の選手権も目指しているような格好になっています。ベスト4、ベスト8ぐらいに入ってくる高校はユニークな目指し方の方が魅力的に見えて県内の面白い選手が集まるかもしれません。

 

 私自身、高校卒業後、競技のサッカーしながら興味のあったサーフィンもやりました。夏はサッカー1、サーフィン9ぐらいでしたが、秋以降、驚くほど体が動くようになっていました。

 社会人でもそこそこ強いチームで草サッカーもやりましたが、その時には、ボディバランスの良さが強みだねと言われました。高校の時は、ボディバランスの悪さが一番の悩みでした。

 勝手な想像ですけど、水の上という究極に不安定なところに板1枚で立つと常にバランスが求められるので、体軸が安定するように自然と体が動くようになったのかもしれません。ストップ、ターンの時に体がすんなり回るんですよね。サッカーのいろんなコーディネーショントレーニングで改善できなかったことが、サーフィンで改善されたと勝手に思っています。

 

 高校生活は3年間もあるので、猛練習で全国大会を目指す子、サッカー部という活動の中でいろんな世界を見ながらトレーニングを積んで夢の舞台を目指す子。

 猛練習を猛練習で超えるだけが目指す方法じゃないよという議論も出てきてほしいなぁと思う夏の終わりです。