運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

聖和学園敗戦にちょっとショック。ドリブルに感じること

 高校サッカー選手権も出場校があちこちで決まっています。私は宮城県に住んでいるわけではありませんが、聖和学園が気になっていましたが宮城県予選会の決勝で負けてしまいました。全国区でそのサッカーを披露して欲しかったので残念です。

 

 宮城県聖和学園と聞けば、私がここで詳しく説明することもなくドリブラー揃いのドリブルチームとして有名です。

 決勝の様子はYoutubeで15分くらいのダイジェストになっているのを見ました。

 

 「いつ魅せるの?今でしょ。」という横断幕の通り、ドリブルで仕掛けていく聖和の攻撃と仙台育英の強烈なプレッシングによるボール奪取からの速いカウンターの試合は、見ていてハラハラします。

 

 聖和の試合を見ているとドリブルが上手いです。抜くドリブル、突破するドリブルで仕掛けますが、ターンを繰り返して前向いたと思ったら、後ろ向いて、また前向いてとボールを取られないようにキープするのが上手いです。

 ボールを扱うのが上手いだけでなくて、体の動かし方もしなやかです。

 

 よく個の強さというのを聞きます。

 ドリブルだったら1対1で絶対に抜くこと、1対1に勝つことだとこだわっていると、目の前の相手を抜いた後に3人のカバーリングが待っています。

 そういうのは聖和の試合を見ていてもよく分かります。1対1を仕掛けた後に、カバーリングの相手選手にボールを奪われるとロングカウンターの餌食になります。取られないドリブルというのも大事ですね。

 

 ドリブルで仕掛けていくサッカーは見ていてワクワクします。

 見て楽しいサッカーは日本で支持されています。けど、実際サッカーの試合では勝負がかかっているので、「持つな。持つな。(ボール獲られたらカウンター受けるからドリブルじゃなくてパスしろ。ボール離せ。)」とリスク排除を優先するというのが現実です。

 見る側のニーズに対して、試合する側は逆のことを披露しています。日本でもうひとつサッカー人気が爆発しない原因はこれだろうなと思っています。

 

 ドリブルで魅せる。

 見て楽しいサッカーは娯楽です。勝敗のかかったスポーツであり、1試合通して娯楽を提供できるのがサッカーの魅力であり、魔力なんだと思います。

 

 そんな私は、11月からたー君の自主錬のテーマを「ドリブルの特訓」としました。それはまた今度書きます。