運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

出かける支度が間に合うかは末っ子にかかっている朝と、夜のスーパーで見かけたこと

 子育て中の家庭の朝は、時間との戦いだ。

 我が家は共働きなので、朝は業務分担していて、朝ごはんを食卓に並べて、たー君を学校に送り出し、ぴょん子とじゃすこが保育園に行けるように着替えとご飯食べさせて、顔洗ってというところまでが私のタスクだ。

 その他、子供たちの体調を気にしたり、体温測ったり、小学校は何かと親のハンコを押す書類が多いので、それを確認したりと細かいことも多い。

 

 このタスクを自分が仕事に遅刻しないようにこなさないといけないので、自然と子供たちの尻をたたくように準備をさせることになる。

 急かして急かしてやらせるんだけど、たまにスムーズにタスクを終わらせられる時がある。その日は決まって、末っ子のじゃす子の機嫌がいいときだ。

 

 じゃあ、この機嫌がいい原因ってどんな時だろうと傾向を見ると、じゃす子が前の晩に早く寝ていて、たっぷり睡眠時間をとった時だと分かった。

 たくさん寝てご機嫌というわけのようだ。

 

 じゃす子に限らず、たー君とぴょん子の睡眠時間にも気をつかっていて、発育のためには10時間は寝させないといけないらしいんだけど、平日にそんなのは無理だから、21時30分には寝て6時30分には起こしている。平日は9時間睡眠だけど、土、日はなるべく早目に布団に入らせて、10時間睡眠とらせるようにしている。

 

 じゃす子も1歳になったばかりでまだ寝つく時間がバラバラだけど、だいたい夜10時には寝るので、子供3人が寝た後、スーパーにおつかいに行くと、子供を自転車の前の方にじゃす子くらいの子を1人、後ろにぴょんこぐらいの子を1人乗せて走っている仕事帰り風のママも見る。結構見る。

 夜22時ぐらいまで見てくれる学童とか保育園があるのは知っているけど、「その子供たちは何時間睡眠なんだ?」と考えてしまう。大人の私は、平日は6時間も睡眠時間がとれない。ママも同じだ。正直しんどい。

 

 女の人も社会で活躍できます。女の人が仕事する社会を作っていきますという議論があって、制度設計がされていっている。けど、子育てしながら働くことに理解がされていない社会が作れらている怖さも形づくられているというのは私がここに具体例を書かなくても、そういう現実はしょっちゅう情報発信される。

 遅くまで職場にいることが生産性とされる社会がこれまでに作られて、夜22時になっても布団に入れない子供がいる。私が夜のスーパーで見た子供たちは、今、作られようとしている社会の議論の中で気づかれていないか、目を瞑られた存在なんじゃないか。

 

 自分が子供の頃に親に対して「大人の都合をおしつけやがって」と、気にくわないと思うことがあったが、大人になってみたら、「小さい子供にいろいろと強いているな」と思って、パパもママも頑張っているんだよと言ってくれる人はいるが、自分自身のやっていることは、子供に急かして押しつけて成立しているし、そうじゃないと仕事行けない、生活していけない、矛盾を感じる、なんか腑に落ちない、そう思うことがある。

 

 たくさん寝た次の日のじゃす子は、ニタニタしてケタケタ笑っている。殺気だった朝の支度の中でひとりだけのほほんとしている。他の4人が甘い声で「じゃすこ、およはよう。おはよう。」と話しかけると、「あい。あい。」とルンルンしている。話しかけている暇なんかないのに、空気が明るくなって支度の生産性が上がってスムーズに進んでいく。

 

 これ見てると、早く退勤して、まっすぐ家に帰って子供たちを安心させて、早寝して早起きできて心も体も健康的であれば、穏やかにいろんな人が活躍する社会になるんじゃないのと思う。