前回の記事でたー君とぴょん子がスイミングクラブの記録会に出たという記事を書きました。
footballhajimel.hatenablog.com
その記録会でぴょんこがぶっつけ本番で望んだ25mクロールで打ちのめされました。
今回は、ぴょん子打ちのめされるの巻です。
ぴょん子は運動神経上級です。体操指導のある保育園で難易度の高い技をどんどん身につけています。
スイミングは年少、年中の2年間で、たー君が3年かかった進級ステップを合格してしまいました。年長にして小学生と一緒のレッスンになるところでした。(が、ジムのスイミングが閉店してしまうので、たー君と同じ名門スイミングに移籍です。)
そんなぴょん子はクロールで12.5mしか泳いだ経験がありません。
それでも、25mクロールにエントリーしてみました。
ジムスイミングの中でぴょん子もたー君も口を揃えて厳しいと言うコーチ(逆に親にとったら一番信頼できるコーチ)に25mクロールのエントリーを相談してみたところ、
「ぴょん子できる!できる!がんばろう!」とぴょん子に声をかけ、
私には、
「コーチ陣で注意して見るし、きれいに泳ぎきることが大事な時期ではないので、歩いてもいいから泳ぎきれるようにサポートします。」
もともと信頼しているので、コーチ陣に任せることが一番ぴょん子のためだと思いました。
そして、25mクロールですが、予想通り12.5mまでは泳げました。そこから3mもいかないうちに、フォームがバラバラになり、息継ぎもしなくなり、パニックになりながらもゴールが近づいてくるにつれて落ち着いた泳ぎに戻り、どうにかゴールできました。
親から見ると軽く溺れかけたなと思いましたが、ゴールした後はプールからあがって淡々とした様子でプールサイドにある参加者控え所に戻っていきました。
控え所にある台に座ってしばらくすると、ぴょん子が号泣し始めます。ワンワン泣いています。
プールサイドの逆側から見ていましたが、25m泳ぐのが苦しくて恐くて、打ちのめされたから泣いているのが分かります。
そばに行きたかったのですが、そこは我慢してどうなるか見ていると、まず、たー君がたまたま近くに来て、ぴょん子の様子に気づいてなにか声をかけています。
その次に厳しいコーチがぴょん子の近くに来て隣に座って慰めているような、褒めているような感じで話しかけていました。
ぴょん子もだんだんと泣くのをやめて、落ち着きを取り戻しました。
ぴょん子は保育園の体操もスイミングもトントン拍子で進んできました。今回、25mクロールという未知の経験の中で打ちのめされたこと、これをバネにして成長して欲しいと思います。
これからどう成長していくのか、今回打ちのめされたことをどう活かしていくかは、厳しいコーチがかけてくれた言葉の中に詰まっていて、ぴょん子には響いていると思います。
コーチと何を話したのか聞いていません。親がいろいろ詮索してコーチの言葉の響きを軽くしてしまっては悪影響です。
コーチが隣に座って話を聞いた時間を自分だけの宝物にしてほしいと思います。
親の私もママもぴょん子には、「よく泳いだよ。立派だよ。」と言っただけです。
それだけの方がきっと大きく跳ねあがってくれると、何となく思うんです。