運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

ポジショニング ここはどこ?

 前回、直感、プレー、ポジショニングのことを書きました。
 連載で、今回はポジショニングです。

 ポジショニングとは、ピッチ(コート)の中で、自分がどこにいるかを把握すること。
 あっちにふらふら、こっちにふらふら、ここはどこ?わたしはだれ?とならないようにすることです。
 なので、たー君に下の画像のようにピッチの中に地図を書いてあげました。

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 細かく書けばいくらでも細分化できますが、小4には9ゾーンが限界でしょう。

 意識して欲しいのは左サイド、右サイドと中央にある3本の縦列です。ボールを持った時にどの縦列を進んでいくか。攻撃の進路です。
 逆に守備の時には相手チームの進路でもあります。簡単に通過させたくないです。
 横の列は自陣と相手のゴール前、中盤とあります。自陣から相手ゴール前までの距離感が3つの大きな横ラインで掴めます。
 ピッチの縦と横に大きな3ラインができると、9つのマスができます。
 この9つの並んだマスは東西南北みたいなもんです。攻守の時にどの方角を目指すのか決めるための目安です。

 ピッチの中で絶対に動かないものは、2つのゴール、4つのコーナー、中盤のど真ん中にあるセンターサークルで、それを目印にして、9つのマスからマスへプレーごと、攻守の切り替えごとに移動することをポジショニングだよと教えました。 

 
 たー君に話したことは、

 では、ここで問題です。センターサークルのところにボールがあります。ボールに触りたーいって味方が全員ボールに集まってきます。
 これは何かな?これは団子サッカーです。
 
 じゃあ、味方の一人が中盤の右のマス、もう一人が左のマスに移動すると、左と右にパス出せる味方ができるね。これが幅ね。
 さらに、ボールを追い越して相手ゴール前に1人、団子からボールが出てきそうもないから、サポートで1人自陣ゴール前に下がると前と後ろにパスコースできるね。これが奥行ね。
 9つのマスを幅広く、奥行を深く使えるようにボールも自分も動きやすくなるポジショニングをしようという話をしました。



 あっちにこっちに飛んでいくボールに振り回されて右往左往するんじゃなくて、2つのゴールと9つのマスの中の自分の位置関係を掴んで、まずは幅と奥行の位置感覚、距離感覚を身につけて欲しいです。