ジョカトレになったので、練習試合でも公式試合でも、試合があれば出場するチャンスはあります。
しかし、1ヶ月弱その機会に恵まれなかったたー君がとうとう試合に出場したそうです。
ただ、試合会場に行ってないので、見ていないという失態です。
6月からクラブの選手登録コースのジョカトレFCに加入したたー君。BチームのジョカトレB所属です。
これまでの週末で試合があったのは、公式戦の1回。
その公式戦は大会に選手登録していないと出れないと聞いていたので、た―君には、
「試合出れないけど、チームのメンバーと一緒に試合の準備するんだぞ。」
と言って送り出しました。
その日は、当然試合に出れなかったのですが、クラブのバスで会場へ移動して、到着したら荷物置いて、準備して、アップして、試合が終わればミーティングして練習してって試合の日の活動を一通りして経験できたようなので、良かったと思っていました。
その後も週末に練習試合はなくて、公式戦の日がまたやってきました。
試合が近くなったある日にたー君が、
たー君「おれ試合出れないんだよー。選手登録されてないんだって。」
私「知ってるよ。選手登録終わってるからな。」
公式戦に行っても試合に出れない理由のひとつを言っておいた方がいいかなと思っていたところで、たー君から話してきました。
もうひとつ心配事があって、「この前の試合でベンチは入ったの?」と聞いてみると、 「ベンチには入ったよ。あったりまえだよー。」ということでした。
ベンチも座れなかったら疎外感あるだろうなと心配だったので、ベンチで試合に望む一体感を経験ができたようで安心しました。
今回の公式戦の試合会場も遠いので、会場には行っていません。朝送り出して、1日チーム活動して帰ってきたところまで話はとびます。
その日は雨だったので車で解散場所まで迎えに行きました。家まで帰る間に試合の結果を聞いてみると、「負けたよ。」と、ボロ負けだったと回答がありました。
今回の対戦相手はそこそこ強いので、うまくはいかないだろうなとは思ってました。
家に着いて片付けをし始めると、たー君が、片手にユニフォームを持っています。まだたー君のユニフォームはできあがっていないので、聞いてみるとコーチが貸してくれたということでした。
泥もついたりしてたので、ユニフォーム着てアップとか練習したんだろうなと思っていました。
今度はママが、「試合どうだった?」と聞くと、また「負けた。ボロ負け。」と答えて、それを聞いたママが、
「負けたのは残念だったけど、試合に出ているみんなの応援できた?」と聞くと、
たー君「出たよ。試合出た。」
私・ママ「えっ!!」
私「選手登録していないから試合出れないんじゃないの。」
たー君「コーチが余っているユニフォーム貸してくれて、試合出るぞ!って。」
ママ「良かったねー!!試合出てすごいよーー⤴⤴」とハイタッチ。
たー君「良かった!?すごい!?いやいやボロ負けだし。」
ママ「見たかったなー。」
たー君「いやいや、やられっぱなしだし。」
雨降った中行って、試合も応援だけだったら寂しいかなと思ってたので、試合に出たこと聞いて単純に嬉しかったです。デビューおめでとうです。
そんな風に喜んでいる中、たー君はくすぐったいような、ほろ苦いような顔をしています。
「ボロ負けでも強いチームがどんなもんか分かったから良い経験できたよ。ひとまず分かりやすい目標ができたね。」
君は目標に向かって、面白くサッカーしなさい。
ユニフォーム着させて、しれっと試合に出してくれたコーチには感謝です。
ユニフォームは泥をきちんと落として、きれいに洗濯してお返しします。