前回の続きです。
たー君とのやりとりの中で目を覚ましたことがありました。
そのきっかけはサッカーでなくてスイミングなのですが、現在、たー君は200m個人メドレーのタイムトライアルの突破を目指しています。
スクール生のカリキュラムは全て修了しているので、いつ卒業してもよいのですが、スクール生として最上級の試験となるタイムを突破することを去年の3月から目標にしてきました。
タイムトライアルのレース前には、
「タイムトライアル突破したらスイミング辞める。」
たー君は、こんなことばかり言っていました。
そしてタイムトライアルのレースの結果はというと、タイムを突破できませんでした。
泳ぎ終わった後に、一番気にかかったのは、2ヶ月前からタイムが伸びていないこと。1年近くかけてもほとんどタイムが伸びていません。
私が、「いっぱいいっぱいか?」と聞くと、
「うん、精一杯やった」とたー君。
たー君は帰りの車の中でも、「今回はタイム突破できなかったから、スイミング辞められないか」とがっくりしている。
がっくりしている理由がどうも納得できません。
自宅に帰ってすぐ夕食だったので、夕食食べ終わったところでたー君に聞きました。
「スイミング辞めるためにタイム突破するのか?」
「辞めたい泳ぎたくないという気持ちで泳げるのか?」
「タイム突破するための努力の意欲が全く感じられない」
「タイム突破はお父さんお母さんの目標じゃないんだぞ」
そう言った時にハッとしました。
たー君はタイム突破したいだなんて言ったことがない。タイム突破は自分の目標だと口にしたことがない。
タイム突破はお父さんお母さんが押しつけた目標だ。
「タイム突破したいという目標がないんだったら、練習行く意味がないし」
「辞めたいならスイミング辞めていいよ」
目標は、目標を達成したいとする本人が口にしないと目標じゃあない。
大変なことを乗り越える意欲も湧いてないし、目標達成するための創意工夫をする気も湧いてない。
一番大事な部分が欠けているなら、たー君のためにならない。
違うタイミングでママがたー君に
「スイミング以外に何かやりたいことある?」と聞いたそうだ。
その時には、「おれはスポーツ得意じゃないから、スポーツとは違うこと」と言っていたとママが教えてくれた。
心配になったのは、ジョカトレFCもスクールで充分とたー君が言っていたのを、私が選手登録を無理強いしたところがある。ジョカトレFCも嫌々やっているのかもしれない。
そういえば自主練習も、たー君から「練習しよう」と言ってくることはありません。
体を動かすことは、二の次という性格なんだなと思ってモヤモヤしてきます。
サッカーやってる様子はどんなんだろう。気になったので、練習を1時間超見てきました。その記事はまた次回。
前回の記事↓
footballhajimel.hatenablog.com