「私の仕事は、日本サッカーの日本化だ」
オシム氏のこの言葉を聞いただけで、今、何ができて、これから何をすべきで、そして、何を生み出すのか。抽象的な言葉だけど、道筋を見せてくれる指導者だなと思ってしまいます。
もうひとつ、現在、最も影響力があるリバプールのクロップ監督の言葉
「私たちが目指すのは自分たちのプレーを楽しむことだよ。
負けたっていいんだ。
目指すのは勝利だけど、私たちのやり方で負けたならいいんだ。
他人のやり方で負けたなら、それではどうにもならない。そういうことだよ。
それが、とても感情的で、とても速くて、とても力強ければ、退屈にはならない。
チェスじゃないんだからね。こんなふうにはしないよ。
そうだね。もちろん戦術は必要だ。
でも、戦術は大きなハートがあってこそだよ。
戦術はとても大切だよ。
戦術なくして勝つことはできないけど、強い気持ちが違いを生み出すんだ。
私たちのプレーには生き様がある。
それが大切なんだ。」
つまり、「気合いだ!気合いだ!!気合いだーー!!!」ってこと?!
クロップ監督は、感情表現豊かで「エモーション=Emotion」が溢れていて、見てる側にはサッカーの喜びが伝わってくる。
いよいよ新年度で、たー君のジュニアサッカー5年生のシーズンも幕開けです(新型コロナでどんなシーズンになることやら)。
親としてたー君のジュニアサッカー5年生の方針を立てると、
「ジュニアサッカーのストリートサッカー化」
2月頃から私も親子サッカーのためや運動不足解消のために自主練習をしていて、たー君に練習相手になってもらいながら、一緒にボールを蹴って追っかけていると、親子で遊んでいるようなもので、たー君が楽しそうに見えます。
休校中にママの実家で過ごしている間に、たー君がサッカーを日課として取り組んだのも、田舎の幼馴染や高校野球少年の従兄と一緒にサッカーして楽しく遊んでいたからです。
自宅に帰ってきてからの自主練習への意欲も前と全く違います。
たー君がサッカーをしている姿に感情が見えます。
「公式試合もストリートサッカーも同じサッカーだ。」
「ストリートでやるように喜んでサッカーやれればいい」
今、何があるのか → サッカー楽しめる程度の基礎技術
これから、何をすべきで → 公式試合でもストリートのようにプレーする。楽しむ。
そして、何を生み出すのか → エモーションを見せるサッカー
感情が自然と出るストリートサッカーのようにジュニアサッカーをしたら良いとの考えに至ったわけです。
シーズンが開幕すれば公式戦も行われます(予定通りであれば)。
公式戦、試合だからって「認知、判断、実行」みたいに特別何か考えて、チェスやるみたいに賢そうに正しく答えを合わせるようなプレーはしなくていい。
そんなとこの成長は望んでいない。
広場でストリートサッカーしているのと同じように、何にも縛られず、感情のままにボールを奪って、ゴールを奪いにいく。
下手でいい。エモーションが見えるプレーが違いを生む。そこからオリジナリティを作るんだ。
マラドーナのプレーは今でもまばゆい。
ロナウジーニョのプレーは今でも幸せにしてくれる。
ピクシーのプレーは今でも魔法をかける。
ピッチに立ったら思いのままにサッカーを楽しめばいい。マラドーナも、ロナウジーニョも、ピクシーも同じだ。上手いだけじゃない、エモーションが見える。
ありがたいことにチャレンジしている姿を見せれば、ジョカトレFCは自由なプレーをとがめない。
ボールを触った時の直感のままに、自由にプレーをしてサッカーの喜びを堪能する5年生にするんだ。
サッカーを整理するために学年初めに読んでおきたいオシムの言葉↓