運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

圧に負ける

 GOSスクールは、トレーニングの導入だけ1人でボールを扱いますが、ほとんどのトレーニングは周りに人がいたり、グループだったり、対人だったりです。

 

 たー君も5年生ながら身長が150cmあるので、同学年では背が高い方ですが、GOSスクールの6年生は身長160cm超えが3人いて、肩幅、胸板も中学生の体格です。この3人は当然巧さもありますが、強さと、速さはU13並と言えると思います。

 

 たー君より身長が低い6年生もいますが、俊敏性と瞬発力が段違いに速いです。その速さで160㎝超の6年生と渡り合っているので、この点ではU13並と言えると思います。

 

 U13並というか6年生にすれば、もうすぐU13なので今はその準備期間でもあります。自然と強度がU13に向けて上がっているのかなと思います。

 6年生がいる間に少しでも経験値を積んで欲しいと思っていましたが、最近はなんだか大変そうだなと思うようになってきました。

 

 そんな中で身長150㎝あっても薄っぺらい体格で瞬発力のないたー君は、トレーニングに励んでいます。

 最近印象に残ったのは、1対1の守備で160cm超の6年生の相手からボールを奪うために体を2回3回ぶつけて体を入れかけました。ただ、その後、6年生も意地で体を入れ返してきてふき飛ばされていましたが・・・

 

 攻撃面も積極性が見えてきました。

 

 5年生、6年生相手関係なく、ボールを持った時はスクール生相手に揺さぶりをかけられるようになってきました。GOSスクールでは、ボールコントロールがジョカトレFCでの動きに比べて3倍速に見えます。

 

 外から見ている分には「今、逆とれた」「今、(重心が乗ったからその逆にドリブルで)突っかけろ」と思うシーンが増えてきました。

 しかし、160㎝超の6年生や、瞬発力で速く反応する6年生との対面時に、相手の圧に押される場面も多く見えます。

 

 たー君に、「1対1の場面、6年生の圧に押されているな」と聞いてみると、

 

 「うん。わかってる」

 

 と返ってきました。

 

 たー君も逆をとれた瞬間は分かっているようです。しかし、圧に押されて、かわせそうでも反応されてつぶされるだろうなぁとためらってしまうそうです。

 

 一応相手を見れているようで、慌ててボールを失わないだけでも成長だなと思います。

 それはそれで伝えて、ボールキープから前に進めない今の状況を打破して欲しいです。

 

「かわせる隙が見えたら強引にでも体とボールをねじこんで、こじ開けてみなよ」

 

 技術じゃなくて、精神論みたいなアドバイスで、不器用なやり方ですが、突破のタイミングを学習するには良い方法のような気がします。