ヴィッセル神戸の監督がまた変わりました。
バルサ化はどこに向かうのでしょうか?
そもそもバルサ化とはなんなのでしょうか。いろいろ考えられます。
ティキタカを実現することか?
ラマシアのように世界にスカウトの網を張ることなのか?
ホームゲームをカンプノウ化することなのか?
胸スポンサーにオイルやメガITを迎えてグローバルエコノミークラブになることなのか?
上の中でティキタカ化が一番抽象的な感じがします。
一方で、ティキタカ以外のひとつでもJリーグのクラブが実現できたら凄いことだと思います。
私の中のバルサ化はトリデンテです。
3トップにイタリア、プレミアのどんな堅固な守備も破壊してしまう三俣の槍と呼ばれる強烈な選手を並べて、中盤を省略してひたすらバイタルとサイドから3トップがアタックし続けるサッカーです。
ティキタカと音を鳴らしてのんびりボールを保持するものとは真逆の、ただ3トップが相手守備ブロックを引き裂いていく破壊的なフットボールです。
古くはクライフが監督をしていた時のバルサを小学生の頃見ましたが、あまり覚えていません。
私がよく見たのは、ロナウジーニョ、アンリ、エトーの3トップ。若かりし日のイニエスタも左ウイングをやっていました。
次がアンリ、エトー、メッシと続いていって、最近では、ネイマール、スアレス、メッシの3トップ。
グアルディオラが監督をやっていた時のことをティキタカと言っているのかなと思います。ビジャ、メッシ、ペドロの3トップでしたが、トリデンテの3トップに比べると強烈な記憶はありません。
私のサッカーの見方、バルサの見方が浅いのかもしれませんが、私の中のバルサはトリデンテの怖さに物を言わせたカウンターサッカーです。
中盤にはフィジカルの強い選手がいて守備しない3トップの代わりにボールをひたすら回収してトリデンテにショートカウンターをつなげる。中盤とDFの7人でボールを奪わないといけないので、4バックも当然フィジカルが無いと成立しません。
メッシが守備をしないのは、メッシ自身がずーっとバルサのトリデンテのひとりで、守備のタスクを求められたことがないからでしょう。やったことがないことはできないんです。
さて、バルサ化とはなんなのでしょうか?
私はトリデンテの実現です。
なので、ヴィッセル神戸には、夢と言えるクリスチアーノロナウドとメッシとロッベンのトリデンテを実現してバルサ化して欲しいです。