運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

試合の心構え

 明日は試合だ。今日は試合だ。

 そんな時、我が子にかける言葉があると思います。

 

 ママは、

 「ボーッとしてたらダメよ!やる気出しなさいよ!!」

 という感じです。

 たー君は「あー。はいはい」と、まるで相手にしてません。

 

 昨秋頃までは、私は事細かに試合で何を意識するのかとか説明していたなと思います。

例えば、守備のポジショニング。

 まずはマークを探すこと、自陣ペナルティエリアの中の守り方、中に絞るといった動き、スペースを消すこととか。将棋盤使って細かく説明していました。

 

 最近は、「体が覚えていることしかできないから。体が覚えている通りプレーすればいいよ。」

 

 毎回これだけです。

 

 練習試合見ている時も、GOSスクールで習っていること、チームの練習で取り組んでいること、たー君は体で何を覚えているのかを観察しながら観戦しています。

 

 試合があった日の夜は、今日はどうだった、こうだったと反省会をすることがあると思います。

 

 我が家も反省会と言いたいところですが、ビデオを撮るわけでもないので、細かいことは言いません。

 

 いつもたー君に振り返ってもらいます。

 

 たくさんの局面に絡んでいるのは観戦していれば分かるので、たー君自身が覚えていること、印象に残っていること、コーチと話したことを話してもらいます。

 つまりはたー君の頭の中のことを確認しています。どんなイメージが頭の中に残っているのか。

 

 はっきり言って、たー君が思い出しながら話していることがさっぱり分からない時がありますが、それでも、たー君が頭で分かっていることなので、

 「今、話したことをよく覚えておいて、練習とか次の試合で体で覚えるようにしなよ」

 と言って反省会は終わりです。

 

ママは、「いつになったら点取るのー?」とか言っていますが。

 

 試合をビデオ撮影した映像を見て、「あの状況はこうすれば良かったんじゃないか」とか、「ここはつなぐとこ」「ここはドリブル」「ここのスペースは見えてなかったの」とか言う反省会はしません。

 

 ピッチの外から見た局面、局面を切り取って終わったプレーに正解を押し付けても邪魔になる。そんな雰囲気が最近のたー君のプレーから伝わってきます。

 

 スクールやチームの練習で取り組んだことを、ピッチの中でたー君自身がプレーして失敗して、成功して、そこから見たこと、気づいたことを頭で覚えてイメージを蓄積して次につなげていくことが、本人自らが生み出すインテリジェンスなプレーに近づいていくベストな方法だと思います。

 

 プレーに正解はないと問いかけ、プレーの正解率を高めていくための間違い探しをすることなく、自分が選択するプレーを信ずることをただ深めて欲しいです。