運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

少年老い易く学成り難し

 「光陰矢の如し 少年老い易く学成り難し」

 

 私が小学生か中学生の頃に国語の教科書で出てきた言葉で、なぜか当時印象が強くて、今でもよく覚えている言葉です。

 かといって、時間を大事にして勉学に励んだかといえば、そうではありませんでしたが。

 

 前回、たー君がチームの仲間と思いのままにサッカーをする理想の環境を作ったという記事を書きましたが、実は去年の7月頃からで、練習や試合の集合時間の1時間前から仲良し達で集まってボールを蹴っていました。

 半年以上も続けています。

 

 平日練習1時間前からの同じ小学校のチーム仲間とのボール蹴りは12月から続けています。

 12月、1月、2月と暗くなる時間が早くて、冷たい風も吹いてどんどん寒くなっていく中、ママの話しを聞けば、毎回、事前練習やっていたよということでした。

 

 だんだんと春めいてきましたが、現在のたー君、私が知っている範疇以上にボールが蹴れています。

 キックのフォームが変わり、センタリング、ミドルパスミドルシュートのキレがかなり良くなりました。

 まともなキックどころか、いいキックしています。

 

 もっと驚いたのはダイレクトパスです。くさびのパス、壁パス、ダイレクトでエントレ通す縦パスを受け手の足元にピシッと通します。

 随所に見せるのでおもわずうなってしまいます。

 

 寒いし、暗いし、風冷たい、を自主練習やらない理由にいくらでも使える時期でした。       

 

 やらない理由を並べて何もやらなければ、落ち着いて積み重ねられる冬場を失っていました。

 まさに光陰矢の如し 少年老い易く学成り難し になったことでしょう。

 過ぎた時間は二度と戻ってこない。

 桜も咲き始めて日も長くなってきた今、振り返ると寒くて日の短い冬場こそ貴重な時期だったなと思います。

 

 親に言われたわけでもなく、大人に目標管理された自主練スケジュールを押しつけられたわけでもなく、自発的にチームの仲間達と継続してボールを蹴ったというのが、親の考えている以上の成長につながったと思います。

 

 公式戦が次々と入ってくる春、そして暑くて厳しい夏場を考えると、貴重な冬場を子供達だけで、有意義な時間の中で技術を伸ばしたことは、きっと活きてくると思います。