春休みは終わって、新学年。
たー君も6年生になり、ママと共に感慨深くなっています。
春休み中の話に戻って、チームの2泊3日の合宿に行ってきました。
合宿から帰ってきた日のたー君の顔は、真っ黒に日に焼けて、ゲッソリした顔でした。
無口過ぎて疲労感が伝わってきました。
当然、合宿は見に行ってませんが、コーチからは毎日チームレポートが送られてきました。
3日間、午前練習して、午後は隣の県の県ベスト8、県ベスト4、県2位あたりの特徴の違うチームと練習試合に明け暮れたそうです。
戦績は良かったみたいです。たー君も得点したようで、合宿に行った甲斐があったなと思います。
この合宿で、フィジカル、テクニック、戦術アップに取り組んだかというとそうではないようです。
取り組んだことは、
なぜ、君たちはサッカーができているのか?
サッカーボールを持って、スパイクを履いているのは当たり前か?
試合ができる環境は当たり前のことか?
そんなことをコーチ陣に問われて要求されて、
チームのために自分ができることは何か?
自分がやりたいこと以上に優先しなくてはいけないことに気づけたか?
そして、個人として今日は何ができたか?これから何ができるのか?
勝利するには何かができないといけない。
そんなことを試合をしながら問いかけ続けられたようです。
4月から県内リーグが始まります。
ジョカトレFCはシードリーグなので、全少県予選の決勝トーナメントにシードで進めます。
シードリーグの相手は、全チームが280チームある県のベスト16の壁に挑んでベスト8を狙う力があります。
同程度の力のあるチームばかりです。気を抜けば連敗するでしょう。
終わってみれば成績悪くてプレーオフリーグから降格となれば、たー君達の1学年下の5年生は来年苦労することになります。
自分たちだけの試合じゃあない。
シードリーグにいることを次につないでいかないといけない。
期待されていた1学年上はこのリーグ戦がコロナの影響で中止でした。全少県予選はトーナメントのみの短い公式戦で、県ベスト16でした。
リーグ戦を戦えなかった1学年上の分もサッカーを楽しまないといけない。
リーグ戦は自分達だけのために参加するわけじゃない。
リーグ戦を戦えることは当たり前のことじゃない。
小学校6年生の心と頭なりに、背負うものがあることを理解するため、気持ちを固めるための合宿だったんだろうな。