運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

今まで何をやってきたのか

 たー君が所属するジョカトレFCはショートパスをつないでいくスタイルのサッカーです。

 キーパーがボールを持てば、味方に投げたり、足元にパスしたところからつないでいくし、ゴールキックも近くの味方にパスするところからビルドアップを組み立てていきます。

 小気味よくパスが回ると見ていて面白いです。

 

 パスがつながるということは、ピッチにいる全員が自陣から相手ゴール前までパスをつなぎ続けられる技術があるということですが、たー君もその中のひとりとしてジョカトレFCのサッカーを普通にできています。

 

 保護者が書く少年サッカーブログなので、 

 我が子がドリブルで突破してセンタリングからアシストした。

 とか、

 スルーパスから決定機を作った。周りがよく見えてる。

 とか、

 思わぬミドルシュートで観戦している保護者がおおっとなった。

 とか、我が子の活躍を書きたいのですが、全員が局面、局面でドリブルやパスで勝負ができて、フィニッシュにつなげていくので、我が子が相手DFを崩す場面、突破する場面が見れても、それが普通なんだなと、ひとりで崩す力がないと今のメンバーの中で長い時間ピッチに立てないんだなと最近感じます。

 

 昨秋からジョカトレFCのサッカー観戦を続けているママは、だんだんといろんな子達の顔を覚えてきて、

 「あの子うまくなった」

 「みんな息あってる。どうしてできるんだろう」

 とか、我が子どうこうよりもみんなの上達や、チームの出来映えが嬉しいようです。

 

 昨秋までチームでは、

 「自陣ゴール前からつなぐことは怖いけど、怖がらずにやろう」

 「自分で仕掛ける。ピッチの中で味方に頼らない。自分の力でやること」

 

 という方針でした。

 

 自陣でミスも多いし、自滅する悪い判断も多かったりで失点を重ねることが多かったです。

 ですが、現在は、自陣内でボールを受けて相手のプレッシャーにさらされても落ち着いてキープからかわしたり、サポートの味方とダイレクトパス交換で抜け出たりと、とりあえず蹴る、大きく蹴ることをしないので相手チームに簡単にボールを渡すことがないです。見ていて感心します。

 

 狭いところを出て広いスペースでボールを受ければ、躊躇なく自分の力で仕掛けていきます。

 たー君も然りです。

 

 昨秋まで、練習試合といえば点差だけはボロボロに負ける姿を何度も見ました。招待カップも勝っても負けても試合数が同じなら、結果よりも方針で最下位になることが多かったです。

 親としては、技術ある子が揃ってるのにひどいサッカーだと歯がゆかったり、ママも自滅する姿に、「サッカーってこうやるものなの?」とモヤモヤしていました。

 同じことをしていてもやりきってしまうAチームに嫉妬も感じました。

 Bチームの子ども達ももどかしかったり、悔しかったりしたと思います。

 

 しかし、そんな時期に、たー君も含めて確かに築けたサッカーの嗜好と思考があって、年明けから6年生に向けて整備を始めた守備の組織化と、磨いたビルドアップ、パスの連係で相手陣地内に攻め込んでいくチームの姿はたくましく見えます。

 

 このサッカーをやるために、見せるために子供とコーチ、保護者も我慢と時間をかけたんだな。