運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

埋められない差を感じました

 ジョカトレFCはただ今、U12の県リーグを戦っています。

 チームのトップ8の選手達が頑張って、シードリーグの4位につけています。

 

 トップ8の選手達のことをコーチはこう言います。

 「チームの中では闘う気持ちの強い選手」

 「チームの中では勝ちたい気持ちの強い選手」

 

 技術、運動能力うんぬんではなくて、気持ちの強さで選別しているようです。その基準で考えると十分納得できる選手選考です。

 

 思い返すと、今の6年生は4年生の時に県大会で好成績でした。

 そこから2年間で、セレクションに合格してJ1ジュニアに1人移籍し、また1人ユニフォームの色の違うJ1ジュニアに移籍し、6年生直前にはもう1人移籍して、中心選手3人がステップアップしていきました。

 J1ジュニアに移籍した3人の4年生の頃、5年生の頃のプレーぶりを思い出すと主力として抜きんでていたなと思います。

 

 トップ8の選手達も技術があるし、走ったり跳んだり回ったりの体の動かし方が上手な選手ばかりです。しかし、J1ジュニアに移籍していった選手達のように試合を決められる違いを作れる選手がいるかというとそんな感じはない。

 コーチも主力がJ1ジュニアに移籍していくのには慣れているんだと思います。

 シードリーグで食うか食われるかの公式戦を通して、今ジョカトレFCにいる選手の闘争心と、勝ち負けのこだわりから生まれる向上心を刺激して、潜在能力を発揮させる。成長させてチーム力を落とさない、上げていく。そういう手法なのかなと思います。

 

 シードリーグは拮抗した力関係の中で行われていてヒリヒリするような1点差試合が続いています。

 トップ10リーグから降格した関東でも名の通った街クラブと前後半20分ずつやって0-0の引き分け。そういう試合のヒリつきを見ると、シードリーグに残留することは簡単ではないなと率直に感じます。

 ↓春合宿で気持ちでサッカーすることを問われていたのも分かります。

footballhajimel.hatenablog.com

 

 

 シードリーグでも10点差ゲームがあります。プレーオフリーグとシードリーグを行ったり来たりのエレベーターチームは、シードリーグから上のリーグに残留するチームと比べると、技術、走力、攻守の切り替えの速さ、気迫の面で気圧される明らかな差が見て分かります。

 

 超名門校の流れを汲む強い街クラブに1点差負けをした時には、コーチから

 「4年後、高校やユースで今日と同じ結果の自分のままなのか、それとも良い結果を出す自分になっているのか。今日からの心がけ、ジュニアユースでの取組み。差を埋めるのは自分次第」

 というレポートがありました。

 それを見てママが、「ぴょん子だったら燃えるね。火が点く言葉だね」と言っていました。

 

 セカンド8からU12に出場した選手は数人。たー君はまだ0分。

 サッカーの成長を支えてきた中で、勝ち負けにこだわれと言ったことはない。

 どちらかというと避けてきたかな。

 技術的にできることを増やそうということばかり言ってきた。

 

 シードリーグで戦えているトップ8+αの選手達と比べると、たー君は技術、運動能力でまだ力不足。同時に闘争心と、勝ち負けのこだわりからくる向上心といった心の部分で埋められない差があるなと感じています。 

 

 正直ショックを受けています。

 子供が大人に、大人が紳士に成長するとはどういうことなのか、我が子の出ていない臆せば負けるサッカーを見ていると考えさせられます。