運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

名門街クラブ水準

 たー君が通っているGOSスクールにはJ1ジュニアもいるTOP10リーグで現在1位の名門街クラブの子がいます。

 春の県TOP10リーグで話題になったのは、名門街クラブがJ1ジュニアに勝ったことです。

 

 以前からどっちが勝ってもおかしくないとは言われてたので、今回は名門街クラブが勝ったのね程度ですが。

 

 名門街クラブは強いです。練習試合や地域リーグ戦を見ていても、上手い子しかいないので、何が上手くてどんだけ強いのかよく分からない強さです。

 

 GOSスクールでたー君と一緒に練習している名門街クラブの子を見ていると、飛び抜けて上手いなと思います。

 

 練習の導入の基本から、速く正しく同じようにボールコントロールします。そして、安定していてミスがない。

 

 見るべきはワンタッチコントロールです。ワンタッチで利き足のパスでもドリブルでもなんでもプレーできるところに狂いなくボールを置きます。

 運ぶドリブルも突破のドリブルもボールキープでも、タッチ毎に、狂いなく利き足のドリブルでもパスでもなんでもできて、どこにでも進めるところにコントロールします。

 

 GOSスクールでは狭いエリアの対人練習が多いですが、スペースの狭い中でも、タッチに無駄がないので速く見えます。

 当然、逆足も上手いですが、利き足に持ち替えるための体の動かし方が抜群で、当たり前のようにボールを利き足に持ち替えます。

 

 それでも囲まれたりすると、ボールを失いかける時があります。たー君でもボールを奪えそうな時があります。

 ただ、その後、落ち着きはらって速く厳しくボールを奪い返しに行きます。

 

 このプレスの詰める時の速さ、相手の間合いに入った時の守備の厳しさが名門街クラブ水準だなと思います。

 

 名門街クラブの子が5年生の時は小柄で身軽で上手い子だなと思って見ていました。

 6年生になってTOP10リーグが始まって1ヶ月経つ頃から、ボールに詰める厳しさが鬼のようになりました。小柄で安定したタッチで自在にプレーするのはそのままですが、ボールを奪い返す時の形相が別人です。

 

 それを見ていると、あの詰めの厳しさがTOP10リーグの当たり前なんだな。J1ジュニアと闘うには、豹変するようなボールへの厳しさが要求されるんだなと思います。

 

 GOSスクールにはあらゆるチームの子が参加していて、名門街クラブ水準の守備強度に合わせてトレーニングできている子が1人、2人出てきています。ライバル心も見えます。

 そんな中でたー君も四苦八苦しながらトレーニングしています。最近、試合でやれている姿を見せてくれているのは、スクールの環境のおかげだと思います。

 5年生に見える子達も大変そうですが、元気な子ばかりなので頑張っています。

 

 名門街クラブの子は自在なタッチで俊敏にプレーして、小柄でも当たりの強さ激しさもあって圧倒的です。その圧倒的感がトレーニングに県TOP10リーグ1位の名門街クラブ水準の空気感を醸成してくれている感じもします。

 

 スクールでコーチから何かを習う、教わる。技術、状況判断、受け方、つなぎ方、崩し方、守り方とか指導を理解しよう正しくやろうとするだけでは得るものが少ない感じがします。

 コーチから与えられるのはテーマにしか過ぎなくて。

 コートの中から伝わってくるスクール生同士の負けん気、競争心、能力の優劣を感じての反骨心の刺激仕合い。ビジョンを持つこと、出し抜くこと、仕留めること。やり合う姿からサッカーの本質を学んでいる感じがします。

 たー君がその空気、フットボールの熱気をいっぱい吸っている姿は成長の見応えがあって、これがスクールの行かせ甲斐なんだなと感じます。

 ただ、たー君には熱すぎて火傷気味かもしれませんが。