運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

反省会がダメ出し会

 しくじり親子練習シリーズです。

 

 試合の後、スクールの後、親子で反省会ってありますね。

 ビデオ撮影はしたことありませんが、印象に残ったシーンを例に出して私もやってました。反省会っていうよりダメ出し会ですね。

 反省会でよく出る言葉、

 

 あの場面で味方見えてた?

 スペース見えてた?

 先に見てるか?

 周り見てる?

 どうしてパスした?しなかった?

 どうしてここでパスをもらわない?

 パス出した後、受け直さないと

 ドリブルできたんじゃない?

 マーク探せてるか?

 スペース消して、ブロック作って

 

 技術面、ポジショニング、分かりやすく言えば認知、判断、実行できてるかのアプローチからの確認とダメ出しばっかり。

 シチュエーションによって説明の内容が変わるから、毎回10例ぐらいの話になって、一貫性のないダメ出し。

 ダメ出しの後の次の試合、スクールでの改善の手応えとか薄かったです。

 

 ダメ出しに一貫性がなかったり、サッカーは二度と同じシチュエーションが無いのに(認知、判断、実行)の反省して再現性を求めても無意味だろという虚しさは感じていたので、随分前にこれ全部止めました。

 

 調度、その頃にコーチから、こんなコメントが聞けました。

 

 「たー君はしっかりプレーできるんですが、プレーに喜怒哀楽が出ないんですよね。試合で何が適任か掴みづらい」

  

 私もたー君が、出された問題を解くように、正解を探すように「言われた通りにやりますよ」といった顔で、淡々とプレーしていることが一番イライラしたし、そして一番心配な点でもありました。

 

 その後から始めたのが、感想会です。

 

 今日の試合(とかスクール)の感想を聞きます。

 単純に、

 

 今日の試合(とかスクール)の感想は?

 攻め込まれた時間帯はどんな気持ちだった?

 

 など、試合の分岐点になるシーンの時の感情、気持ちとか心の部分を表に出すように話を聞きます。

 例えば、たー君がセンターバックで出場した試合の日に家で、こんな話をします。

 

私「相手チームのFWのプレスが速かったけど、どんな気持ちだった?」

たー君「焦るよ。ミスしたら困るなー。嫌だなーと思った」

 ネガティブな感情ですね。

 

私「危機感はセンターバックにとって大事な気持ち。ミスしたらやり直せばいい。ミスした後は取り戻すことだけを考えて動けばいいよ。」

 こんな受け答えをしていると、私がサッカー経験者としてピッチの中で経験したことをたー君にぶつけるのは、ネガティブなことをポジティブに変えることだったんだと気づきました。

 

 サッカーしている時に心が、喜怒哀楽の何を「認知」したのか、その時に心が何を「判断」してどんな気持ちになったのか、どんな感情でプレー(「実行」)したのか、を言葉にして表に出すようにしてもらっています。

 心の「認知、判断、実行」を育ててれば、プレーに喜怒哀楽が出て、たー君の思い描くサッカーを見せてくれるのかなと考えました。

 

 実際、ママがGOSスクールの様子をよく見ているのですが、

 「たー君は名門街クラブの子達と張り合っているんだよね。中学生のお兄ちゃんとも張り合うし、前よりサッカーが積極的で、速くなっているように見える」と秋頃からたー君のサッカーの印象が変わってきたと言うようになりました。

 

 公式戦での結果がついてきて自信が少しついたのも原因のひとつかなと思いますが、私も最近は、たー君が自身で思い描くようなサッカーをしながら、困ったり、喜んだり、弱気になったり、強気になったりしているのが少し見えてきたような気がして、サッカーも上手くなり始めていると思います。