運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

やっぱり認知、判断、実行とは違った

 しくじり親子練習シリーズです。

 

 私の理解力がなかったり、勉強不足だったり、感性が足りないせいなのか、(認知、判断、実行)しながらサッカーってするもんか?ってのは、たー君がサッカー始めた頃から思ってて、便利な言葉のひとつとして覚えておこう程度です。

 

 とはいえ、認知、判断、実行を育てることが大事と言われてるから、その練習するかということで、何かを参考にして、

 カラフルに並べたマーカードリブルで、顔上げてお父さんの手を見て、指1本で青回る、2本は赤で、3本は黄色ね。

 とか、

 青と黄色のサッカーボール使って、

 青のボールでパス来たらダイレクトでお父さんが手で指示した方にワンツーリターンしてパスもらい直して壁の目印マーカーにパス(またはシュート)。

 黄色のボール来たら手で指示した方向にコントロールオリエンタードして前向いて壁のマーカーにパス(またはシュート)。

 しかも、壁の目印マーカーもカラフルに置いて声で指示した色にパス(またはシュート)。

 そんなトレーニングっぽい親子トレーニングを一時やりました。

 けど、納得感が薄くて、これやって何が上手くなるの?なんてことも思いました。

 

 その正体を突き止めた話が今回の記事です。

 

 また、私がテニススクールに通い始めて初心者として奮闘中からの例を挙げますが、テニスのコーチから私の長所を2つ挙げられました。

 

 ラリーの時に相手の打球に対して適切に対応できること

 コートを広く使って打ち返せること

 

 「良い球を打ち返せる確立は50%ですけど、あちこち球が飛んできても100%拾えてますね」

 「サッカーされてたからステップが良いのと、視野が広いんでしょうね」

 

 というのがテニスコーチの見解です。

 しかし、実はステップワークと視野以外のことで体を反応させているので、テニスコーチの見解はハズレです。

 

 実際、私はラリーが恐いです。相手サーブも恐いし、相手がどこに打ってくるのか分からないので待っている間、恐怖です。

 極度の恐怖感で私の直感が働きました。

 

 「どこに球が飛んでくるか分からん。球が来てからじゃあ反応できない。予測するしかないな・・・」

 そうすると、自然に、相手の打球が右に来る、左に来る、前に落とされる、深めに打たれる。頭の中で全パターン予測し始めました。

 そして、全部の予測に反応して動けるように母指球で地面を踏んで、脱力して、どこにでも動ける体の構えをしよう。となりました。

 さらに、複数の予測に合わせて、反応した後の未来で打ち返す選択肢を複数イメージを持って用意。

 これをラリーしながら連続してやっているとハッと思い出しました。

 

 「そういえばサッカーも、少し先の未来を複数予測して、複数の選択肢の未来イメージを瞬間瞬間つなげたり、方針転換しながらプレーしていたな」

 

 最近はサッカーするとなると個サルぐらいなので、現役の頃の強度ではないし危機感もなく、私のサッカーのやり方として当然のことになっていたので、未来予測と未来イメージに全く気づきませんでした。

 

 ひとつ言えることは、個サルやっていても認知、判断、実行は、「それはしてないよな」と思っていました。

 認知、判断って予備情報程度かなと。

 

 テニスでも相手の打つ時の体勢、打った後の球筋で認知、判断、実行してたら、私のできる球技の体の動かし方では、到底間に合わない。

 

 サッカーでもフェイントして相手を抜くとか練習しますけど、それはボールコントロールの練習しているだけで、

 

 相手よりも1歩2歩先の未来にボールを動かして、そのボールの流れのつなぎにフェイント(例えばシザース)を入れているだけ。

 

 緩急をつけて抜けた、とか、逆をついて抜けた、とかそんな方法論じゃなくて、少し先の未来にボールを動かして(誘って)相手を追っかけさせる。

 そのつなぎの途中で緩と急があったり、方針転換があったりの間で、相手の体が傾けば、その逆にボールと体を運んで相手を抜けている感覚。

 

 相手の動きを見て認知、判断してたら抜けない。崩しにつながるパスも出せない。

 相手なんか見ないですね。少し先の未来を見る感覚。

 未来イメージにはまるか。それゆえに「サッカーは直感」と思っていました。

 ↓

footballhajimel.hatenablog.com

 

 パスも、エントレに縦パス差し込めた、スルーパス通った、3人目のパスで展開できたの複数の未来予測して、その未来イメージにはまる瞬間を見定めてパス(実行)するのが「直感」。できそうもなければ、やらないってだけ。これも「直感」。

 

 未来予測に自分の未来イメージがはまるか見定める瞬間が、サッカー面白いなって思ってやっていた記憶があります。

 

 親子練習で冒頭の通り認知、判断、実行トレーニングをやっても「何が上手くなるんだろう?」と懐疑的だった正体を突き止めたと思いました。

 

 それでは、未来予測に合った未来イメージを見定めるトレーニングできるかというとそれは考えつかないです。

 これは本人が気づいて練習とかミニゲーム、ゲームで養うもんだと思いますと無責任にまとめをしておきます。

 

 ただ、私のサッカー経験から、未来予測の下ごしらえみたいな親子練習はやっています。

 それはまた今度書きます。