子供がサッカーチームに入る。
そのチームのサッカースタイルは気になりますよね。
ボールをつなぐスタイルのチーム。
1対1の勝負にこだわるドリブル強化チーム。
外国のどこかの国の育成を見本にしているチーム。
ロングボールを多く使うチーム。
いろいろありますね。
たー君が入ってるジョカトレFC は、ジュニアの時はGKスローインからパスでつないでいくスタイルでしたが、ジュニアユースのスタイルはキック&ラッシュです。
縦に速く、裏に速く、相手ゴール前に速く向かっていくサッカーです。
とは言っても頭の上をボールが行きかうサッカーではなくて、中盤から横パス、縦パスが入って、相手DFラインの裏にグラウンダーのスルーパスを縦に斜めに刺しこんで、FWやウイングバックが走り込んでいきます。
相手ボールになると、プレッシャーを2人でかけにいきます。相手のボールホルダーを囲めれば、3人目も囲みにいきます。そこでボールを奪いきった後は、近くにいる味方同士で横パス、縦パスを小刻みに入れて、一気に相手DFの裏のスペースにスルーパスを刺しこむように出します。
相手チームにとったら忙しくて、面食らうと思います。
しかし、ボールを奪い切れなかった後は、MFとDFで数的不利が起きて、広いスペースを使われてたー君達3バック陣が走力でカバーに追っかけ回って、守備ラインの決壊をせき止めるために必死で1対1でつぶしにかかります。
格好よく言うと、スリリングなショートカウンターサッカーですが、ママに言わせると、「戦国時代の戦(いくさ)みたいね」と見えるようです。
確かに5人、6人が縦に走って縦パス入れて相手ゴール前になだれ込んでいくのは迫力があります。
上下動の走力、運動量が凄まじくて、だから、ショートカウンターというよりもキック&ラッシュに見えます。
3バック陣は3対4とか、2対3の数的不利のスクランブル守備ばかりです。GK入れてどうにか同数になります。
メチャクチャだなと思いながらも、なんとなく懐かしい感じもするし、感慨深くもなります。
ジュニアの時の2-3-2でやっていたサッカーに走力と運動量を加えたジュニアユース版のような気がするからです。
footballhajimel.hatenablog.com
footballhajimel.hatenablog.com
ジョカトレFCには試合を決めれるエースと言えるような選手はいないと思います。
だけど、心臓部と言えるMFが2人いて、1人は前を向くと狭いスペースから狭いスペースに余裕でボールを運んで捕まえるのが難しくて、縦パス出すように斜めにスルーパス、斜めにパスをだすように縦にスルーパスを出して裏を狙います。
もう一人は、ボックスtoボックスのエリアにかけてボールがあるところに神出鬼没に出現して、ボールを持てばパスを出して受けて前進、ドリブルは人をなぎ倒しながら相手ゴール前まで進んでいきます。
この2人以外にもタイプが異なる中盤、走力が抜群、何でもできるウイングバックがいて、皆が同じスタイルのサッカーをしません。自分が好きなプレーを遠慮なくやっているキャラ立ちな中盤構成です。
ボールを持てば好きなことで楽しめるから、ボールへの飢えで走れてるのかもしれません。
非効率なことも多いです。
知性はなくてヒラメキです。
だから無駄に走ることも多い。
けど、楽しそうです。楽しいから夏の暑い中、ボールを追っかけて走りまくるサッカーができるんだろうなと観戦していて思います。
コーチからたまに激が聞こえます。
「自分の良いとこ出すとこだろ!」
「自分の強みで負けてどうすんだよ!」
こんなこと言ってます。
そんなことやってると判断まずくてボールロストもミスも出てせわしないです。
おおざっぱ、粗削りなキック&ラッシュでショートカウンター。好不調が激しくて、結果も出たり出なかったりのムラのあるチーム。
だけど、ボールを持つと個人がやりたいことが最優先できてイキイキ走ってると思います。