運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

心に響く言葉

 たー君のスイミングが終わりました。

 

 もう少し続けて欲しかったり、トライアルのタイム突破も達成して欲しかったと残念さと未練が親にはありました。

 最後のスイミングから帰ってきた後にどんな言葉をかけようかとママと話はしていませんでしたが、お互い考えていた節はありました。

 

 まずは、ママがたー君に声をかけました。

 

 「スイミング今日で終わりだね。4歳からやったんだよ。6年だよ。長く続けたね」

 

 私はまだ何を言おうか考えていましたが、タイミングが大事と思って言ったのが、

 

 「6年間よくやり抜いたよ。ほんとによく頑張った」

 

 私自身はいまいちな言葉だなと思いましたが、たー君は充実感に満ちた顔をしていました。頑張りを認めてもらえた満足感が表情に出ていました。

 振り返ると、タイム突破を目指せ、もっと向上心を持てというようなことしか言ってない1年間だったなと思います。

 

 その後、たー君が、

 「コーチに1年半ありがとうございましたと言ったよ」

 と言っていました。

 

 聞いてみると、今のスイミングクラブに移籍してから一番長い時間指導を受けたコーチに「今日が最後なんだってね」と声をかけられたそうです。

 その時に御礼を言ったと。

 

 自分でお礼を言おうと考えられたこと。実際に言えたこと。感謝を伝えられるようになったことに成長を感じました。

 

 お礼を言った時にコーチは何か言ってた?とママが聞くと、

 「優秀なスクール生だったよ」

 と言葉をかけてもらえたと教えてくれました。

 その時は、達成感と自信に溢れた表情をしていました。

 200mメドレーで泳げるようになるというたー君の目標を6年かけて達成した。コーチにも良い評価をもらえた。

 

 親の「自信を持て」という言葉よりも、コーチの評価の一言で、雰囲気がガラッと変わるんだなと思いました。

 

 私が言いたいのは、

 このブログを読んでいただける皆様の中に、もし、コーチをしている方がいれば、子供達の小さな上達に対して、「成長できてるぞ」「素晴らしい」と一言伝えてください。

 コーチの言葉は子供の芯に響きます。

 子供は自宅に帰れば、「今日、コーチに褒められたんだ」と誇らしげに親に言うでしょう。

 前向きさも、自信も、自己肯定感も大きくなって、何よりも頑張ろうという意欲の塊が作られます。

 そういう力がコーチの言葉にはあります。

 

 スイミングを辞めた日、タイムトライアル突破するという親が立てた目標を捨てた日に、達成感でいっぱいのたー君の顔を見ながらそんなことを思いました。