運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

全集中しなくてもできるリフティングの練習

 リフティングはサッカー初心者とその保護者の悩みの種ですね。

 

 リフティングができるようになる。

 まずは10回目指す。

 ということで、たー君が通っていた脳と動スクールのリフティング練習というか頭の体操?ボール遊び?が、リフティングの基本の動きを作る練習になると思うのでご紹介します。

 

 リフティングして胸の前あたりでキャッチするのがリフティングキャッチの基本的な動作です。

 これに少し手を加えた練習です。鬼滅の刃風に4つの練習例を紹介します。

 

1の型

 リフティングして胸の前で手を叩いてキャッチ

2の型

 リフティングして胸の前で手を二回叩いてキャッチ

 

 手を1回叩く時と、二回叩く時でボールを浮かす時間が違うので、ボールの高さを変えないといけません。これでボールの蹴り加減調整を考える刺激を与えます。

 1の型と2の型を交互にやったり、手を叩く回数を3回にしたり、手を背中側(おしり辺り)で叩くなどして条件を変えると脳で考える種類が増えます。

 

3の型 

 リフティング2回して、2回目の時に手を叩いてキャッチ。

 

 これが簡単にできるのなら、2回目の時にキャッチしないで、4回リフティングして手を叩いてキャッチするとか、偶数回の時に手を叩く、または奇数回の時に手を叩くようにするのもいいです。

 例えば12回リフティングできるのであれば、2回、4回、6回、8回、10回の偶数の時に手を叩く。1回、3回、5回、7回、9回、11回奇数の時に手を叩くというように条件を変えられます。

 リフティングの回数と手を叩くタイミングを変化させて、思考の反応を刺激します。

 脳に刺激を与えるのが目的なので、リフティング100回やりながらではだめです。脳が飽きます。10回程度、多くて15回以内の範囲でやってください。

 

4の型 

 リフティングしてワンバウンドした後にリフティングして手を叩いてキャッチ

 

 リフティング後、わざと落としてワンバンリフティングして手を叩いてキャッチです。

 バウンド2回の後にリフティングして手を叩いてキャッチしてもいいです。ボールが地面に落ちる前に「(バウンド)1回」とか、「(バウンド)2回」と指示を出して、都度バウンドの回数を変えることで条件を少し複雑にできます。結構、頭が混乱して、思考に良い刺激を与えます。

 

 例で、4つの型を紹介しました。右足、左足やってください。時間は5分程度。10分以上は長いと思います。

 

 この4つの型は、リフティングの回数増加を目的にした練習ではないです。

 あと、4つの型をマスターすることを目的にしていません。リラックスして体と頭に刺激を与えることが重要です。

 ひとつかふたつの型を条件を変えながら、体と頭をほぐすことを目的にして週2回やって、3ヶ月続ければ、ボールの動きと体と頭の動きが連動してくると思います。

 

 足でリフティングして足を使う、手を叩いて手を使う、数を数えて頭を使う、条件を変えて思考を変える。

 足も手も頭も使うこと、状況の変化に思考が反応することを目的にしたリフティング練習です。なので、リフティングが1回、2回しかできない人でもできると思います。

 

 脳と動スクールの練習の冒頭では、頭と体と思考をほぐす体操でたまにやっていたリフティング練習です。

 これをやって、たー君はリフティングの回数増加だけを目的としてリフティングに取り組んでいた時よりも自然体でリフティングするようになりました。

 

 それよりも効果を感じられたのは、試合中のルーズボール、バウンドボールへの寄せと回収が自然な動きになって、次のプレーにつなげる一連の流れがスムーズになったことです。

 跳ねているボールと自分の体の位置関係や、トラップ、ダイレクトパスを自然にプレーできるボールとの距離感が頭の中で計算できるようになったのかなと思います。

 回数増やすことだけを目的としたリフティング練習をやっていた時よりも、ずっとサッカーに合った体とボールの扱い方が身についたと思います。