運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

サッカー日本代表VSマリ、ウクライナと少年サッカー

 日本代表の試合がありましたね。相手はマリとウクライナ

 

 マリは平均年齢22歳と言ってました。躍動感がありました。あと、日本ボールになった時にすぐ切り替えて走って守備ポジションについて守備ブロックを作っていたんで、案外真面目だなと思いました。


 ウクライナも日本ボールになるとすぐ守備ブロックを作っていたけど、ボールに近くてすぐボールを取りに行ける人が、ボールを取りに行って、パスを受けられたら嫌なスペースに近い人がそのスペースを埋めて、時間をかけながら人が戻ってくるのを待つという守備でした。

 のんびり守備に戻る人と素早く動く人がいて合理的な攻守の切り替えだなと思いました。

 

 ウクライナは攻守にメリハリがあるし、パス交換もメリハリがありました。くさびの縦パスをスペースが埋まる前の簡単なタイミングで、簡単なパスで通すのが印象的でした。で、ごちゃつく前にパスを返していて、前向くのが簡単なら前を向くという感じでした。

 縦パスでスイッチ入って急、横パスで緩、ショートパスで急、ロングパスで緩と思ったらロングパスのサイドチェンジでも急。

 連携の緩急の差がすごくあります。車の運転だったら、ブレーキとアクセルハッキリしすぎて同乗者全員酔います。

 

 ヨーロッパは代表もクラブもどちらも同じことをしますね。育成の頃から当たり前のこととしてやっているんだろうなと思います。

「難しいことをやるな。簡単なうちに簡単な選択をしてゴールに近づくのがサッカーだ。」と育ってきてるんじゃないかと勝手に想像します。

 

 日本はどうしても同サイドで足下のパス交換で、相手の逆を取るまで続けます。だから、見方も敵も集まってきてしまって窮屈な感じです。パスを通すのも隙間です。難しいことを繰り返して効率悪そうです。

 実況で、「柴崎の視野の広いパス」とか言っていましたが、ウクライナの選手のビルドアップ、サイドチェンジ、縦パスの方がよっぽど視野が広いぞと。

 世界に近づくにはまずスイッチになる縦パス、その縦パスの後に選択肢が来るんだよってのが、ボランチ、トップ下の専売特許じゃなくて全員ができるような育成が必要じゃないかと思いました。

 

 ミニゲームってその日の練習のメインイベントですが、そのやり方にバリエーションがあればいいなと思います。

 縦パス入れてリターンパスが成功するまでは2タッチで、リターンパス成功したところからフリータッチで大好きなドリブルしてもいいよとか。

 縦パス以外はラグビーみたいに横か後にしかパス、ドリブルしてはいけませんとか。  

 ゴールに近づくには縦パス入れる以外に方法はないようなやり方で、楽しみながら縦パスくさびのパスを小さい頃から身につけるってことが全ての少年サッカーチームに根付けばいいなぁと思いました。

 

 縦パス、くさびのパスって難しいと私も先入観があります。

 日本代表でもヨーロッパ諸国相手ではなかなかできません。南米相手だと逆にそこを狙われてしっぺ返しカウンターを受けて4点くらい取られます。

 それをヨーロッパ、南米のサッカーは簡単に見せれるくらい簡単にやってきます。

 

 それがサッカーの世界基準の普通なんだなと。それができないと個の力だ、個の力だと言ってもワールドカップでサッカーできないんだと思います。

 ひとりがボール投げて、ひとりひとりが打順を待つ競技ではないので。

 サッカーはピッチ上にいる11人、22人が1個のボールを追っかけまわして、2つのゴールを目指す競技なんで。


 サッカーって1試合通しでひとりが主役になれば、目立てばそれでいいんだってのとは違うと改めて思いました。