運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

新たな課題 エントレリネアス

 ↓前回の記事でも載せました私用の目標達成シートです。

 

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 右下にある「受ける出す」。

 ここには本当はエントレリネアスと書きました。

 

 エントレリネアスとは、スペイン語で「ライン間」を意味する言葉だそうです。

 スペインの育成ではよく使われている戦術用語らしいです。

 

 なので、新しい用語のような気がしますが、私はこれと全く同じことを25年前に「門」という用語で練習していました。

 

 昔、サッカーをやっていたアラフォーの人で、「門」と聞けば、「あー、あれね」という人は多くいると思います。戦術用語というよりもボールの貰い方ね。

 「門で(もらえ)」「門に(パスを)通せ」とか。

 サイドだったら、「門見ろ」は(くさび見ろ)とかですね。

 

 エントレリネアスと目標達成シートのマスに書いても、具体的に何が必要なのか一目で分からないので、相手守備ライン間に入って「ボールを受ける、ボールを出す」プレーを新たな課題として取り組むということで、「受ける出す」と書き直しました。

 

 1ヶ月ほど前、まだクラブの練習ができていた頃に、練習試合を観戦してきました。その時にたー君はワントップもやっていたのですが、サイドばかりやってきたので、ボールがうまく貰えません。というか、貰い方が分からないという状態でした。

 

 パスを貰いに入っていく場所とタイミングを知らないんだと分かりました。

 練習でビルドアップとかサイドチェンジから縦のアタックのパスワークのトレーニングをしていても、パスをもらう場所が分からない(知らない)んだろうなというのは思っていたので、そろそろ自主練習で慣れさせる頃だなと思っていました。

 

 エントレリネアスの練習と言えば、バルサのトレーニングが思いつきます。

 DFに見立てたマーカーで三角形を3つくらい作って移動しながらマーカーの間でパスをもらってワンタッチコントロールをしてパスを返すみたいなやつ。

 

 私も似たようなことをしますが↓の写真です。

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 自主練場所にある絶妙な植え方の木と木の間を使ってエントレリネアスを練習しています。

 木と木の間がエントレリネアス(門)で、3本の木の中央でパスを受ける練習です。

 小学5年生で身長140cm程度のDFの間でパスを受ける、パスを出す練習をするとなると、実際、地面にベタ置きのマーカーじゃあリアリティが出ないんです。

 一番肝心な人(木)と人と(木)の影の間の視野をとってトラップする練習がリアリティがあるんです。

 

 たー君はサイドのプレーヤーなので、この木を使って、パスの出し手と受け手が横と斜めの関係のエントレリネアスをやっています。

 よくあるエントレリネアスの練習ってパスの出し手と受け手が正対してやっていますが、サイドのプレーヤーは正対してパスを受けても余り意味がありません。

 横と斜めの関係でボールを受ける予備動作とか体の向きを体に覚え込ませて欲しいと思っています。

 

 実戦的な自主練習もできるような基礎技術が身についたんだなと感慨深くなります。

 止める蹴るの基礎練習を積み上げる地味でつまらない時期をたー君はよく我慢したなと思います。

 

 最後に次回の記事の予告でもありますが、私はリフティングを両足でやって学年×10回が最低ラインで、目標は学年×100回だよと、たー君に言っています。

 目標達成シートにもありますが今は5年生なので50回は当然で努力目標は500回です。

 そんな私はリフティングは100回できればそれで充分と考える派です。

 その理由は今回のエントレリネアスにも関係しているのですが、この話は次回「コントロールオリエンタード」で。