週末はJリーグです。
浦和のサッカーがダイナミックで面白いです。
デンマーク出身のユンカー、ショルツに加えて、スウェーデン出身のモーベルグ、オランダ出身のシャルクの外国人選手達のプレーがサッカーをダイナミックにさせています。
ヨーロッパから来た4選手のプレーに共通していると私が感じるのは、浮き球の処理や、ルーズボールの処理で、日本人のようにボールを落ち着かせるコントロールをしていない点です。
浮いたまま強引にパスをつなげたり、DFのクリアーからのルーズボールをそのまま縦に抜けていくドリブルをしたり、シュートシーンでトラップ浮いたら、浮いたまま強引にシュートをします。コントロールし直すとかプレーのリセットとかありません。
強引と言ってもコントロールのついた強引なプレーですけど。
外国人選手が加速させたプレーに日本人選手がスピードアップして合わせていくから、スピードに乗った時の浦和のサッカーはダイナミックで迫力があります。
テレビで見るヨーロッパのサッカーと似た感想を持ちます。
日本の日常では、処理が難しいボールとか、相手と競り合いながらの難しい場面で、まず、ボールを失わない。落ち着いて大事に丁寧にパスやドリブルで次につなげていくと、「上手いな」とか「周りが見えているな」とか、結果として「はがした」とか・・・が日本的な良い評価がされるプレーだと思います。
それでヨーロッパで違いを作れればいいんですけど、今のところ、ヨーロッパで活躍している選手達は、ヨーロッパのスピード感に順応できているのが要因かなと見ています。
浦和の外国人選手達は、強引に相手ゴールに直結させていくパス、ドリブルを選択してゴールに迫っていくことが最優先のようなプレーを見せてくれます。昨年加入して点を取りまくったユンカーのゴール前のプレーもそんな感じ。
処理が難しいボールとか、相手と競り合いながらの難しい場面で、強引にゴールに直結させていくプレーに抵抗感がないし、判断にちゅうちょがないようにみえます。
「認知、判断」とかまどろっこしい感じが皆無で、のらりくらりしてても「GO」の場面を感じれば、躊躇なくギヤチェンジして速く選択するサッカーして育って、競い合った末にプロのピッチに立っているんだろうなと思います。
日本ではボールを失うことを嫌がる指導を小さい頃から受けるので、処理が難しいボールは大事に扱う文化なのかなと感じます。日本人は技術があると言われていると見たり聞いたりしますが、技術があれば、ボールの処理が難しい場面で思い切ってプレーできるはずなんですが・・・そういう印象は薄いです。
サッカーをする。ボールを扱う。の根っこからヨーロッパと違うんだろうなと、浦和の外国人選手を見ると思います。
おれたちのホームに浦和が来た時は生観戦して、ヨーロッパのテイストを味わいたいです。浦和のサポーターが作ってくれるスタジアムの雰囲気は最高だし。
逆で、埼スタに見に行ってもいいんですけど。