3月ですが、2月の練習試合の記事の続きです。
今回は県内280チーム中、好成績を収める10チームが参加する県トップ10リーグ配属のチームとの試合でした。
つまりは強豪チームとの練習試合でした。
その日の夕飯の時にたー君に今日の試合を振り返ってもらいました。
「今日は強い相手だったけど、どうだった?できたこと、できなかったこと。振り返って何かある?」
なかなか口の重いたー君でしたが、出てきたのが、
「強い相手だったけど、オーバーラップができた」
オーバーラップを仕掛けていたけども、決定的なプレーには至りませんでした。サイド攻撃の起点になっていた程度。
たー君の「オーバーラップができた」という言葉を聞いて私は、
「それは成長だな」
「秋の頃思い出すと、ハーフライン越えてから攻撃面のところは止まってたよ。けど、今はボール持って前に運んでるもんな。それは進歩だね」
「県トップ10レベルの相手でもオーバーラップしていく判断が良かったね」
たー君はオーバーラップして自分の攻撃面が通用したと思っているので、そう思い込ませるように話をしました。
試合では思い込みって大事です。
オーバーラップからの一連のプレーが通用していると暗示をかけておきました。
↓ハーフライン越えた辺りから止まってしまっていた秋の頃の記事
footballhajimel.hatenablog.com
そんな話をしていると、ママが、
「たー君、今日はよく動いてたしすごいと思って感心したよ。ところで、オーバーラップって何?」
そこからは、ママにオーバーラップの説明です。
ママは、「それってできるとどうなの?」「たー君はやらなきゃいけないことなの?」「なんでオーバーラップっていう名前がついてるの?」という調子。
そして最後に「うん。わかった。オーバーラップ頑張って!」
夕飯後の落ち着いた時間に、練習試合後に書いているサッカー日記について、
「今日は相手が強かったし、打ち負かされたから、こういう日はできなかったことを素直に書き出してみな」
と言いました。次の日にノートを見て見ると、
オーバーラップしても前にはかんたんに出ていけなかった。
ミドルシュートを打たれるから寄せて間合いを狭くして注意しないといけない。
ゴールキックからサイドバックがパスをもらうタイミングが悪かった。もらえなかった。ゴールキックをけるしかなくなって、相手にはね返された。
と、書いてありました。
私が言わなくても課題点はよく分かっているなと思いました。
たー君に声をかけて、
「難しかったこと、問題点を書いておくだけじゃあ、解決はできない。特に県内トップ10相手だと次も難しいよ。ただ、問題点を試合前から頭で分かっておけば試合の入り方が変わる。面食らってあたふたしなくなる」
「今、苦い経験をたくさん積んでおくことはすごく大事。6年生になったら活かせる試合が絶対あるよ」
と言ったら、「うん」と言っていました。