前回の記事で、スクールの移籍を決めたことを書きました。
脳と動スクールからガッツリオープンスキルのスクールに移籍します。
ガッツリオープンスキルスクールのことはまた今度書きます。
公式戦のカップ戦は、ぴょんこの習い事のお迎えの都合もあって途中までしか観戦できません。
見ている間にたー君が出場するか分からないし、ママにはわざわざ観戦しなくてもいいんじゃないか?と言いましたが、それでもママは「たー君出るかもしれないし観戦に行く」と言います。
ギリギリの時間のやり繰りでカップ戦の会場に到着しました。
試合開始にも間に合ってまだアップをやっていました。今日のジョカトレFCBチームのメンバーを見ると、Aチームに呼ばれるメンバーもいるBチームのベストメンバーでした。
私 「今日のメンバーは力のある子多いから、たー君出るの難しいかもね。出ても時間短いと思うよ」
ママ「出て欲しいな。なんか、いつもと雰囲気違うね」
アップにピリッとした雰囲気があります。コーチも選手の気持ちを高めるような声掛けをしています。
たー君も緊張した表情とリラックスした表情と両方の顔をしています。
アップを見ながら、ママに言いました。
「スクールを変えようと思う。」
「ふーん。そう。スクール変えたら何か意味あるの?」
ママから真顔で言葉が返ってきたところで、アップも終わって試合前です。
揃いのチームウェアをきたジョカトレFCの選手がユニフォームを手に持ってベンチに移動していきます。
ベンチの前でコーチが作戦ボードの前で少し話しして、選手がバラバラと散らばってゴソゴソやっています。
何人かはユニフォームに着替えています。おそらくその選手がスタメン。今日は試合観戦できて前半だけ。たー君にスタートから出て欲しい。
ユニフォームを着た選手の中から、たー君の背番号が見えました。
私「ママ。たー君スタメンだよ。」
ママ「ほんとに。ほんとだ。たー君出るんだ。来てよかった。」
キックオフ。選手が各ポジションに並んでいます。
その時に、変な声の「みんながんばって」がママの方から聞こえました。
ママが、顔を手でおさえて目を真っ赤にしています。
スタメンにはたー君と仲の良い子が3人いました。
これまで、やる気の伝わってこないたー君の姿、失点を敗戦を重ねてきた選手達を見てきて、悔しいとか、不甲斐ないとか、そういうのよりもとにかく心配だったんだなと思いました。
試合が始まってからのたー君はアグレッシブに動きます。
守備では速くて大きい相手FWをセンターバックの選手とマークの交換を相談しながら対応していました。味方にマークを呼び掛けて、ゴール前で何度もブロックに入ってピンチを救っていました。
攻撃面は、前線への起点、つなぎ役をつかみどころがないポジショニングでこなしています。
ドリブルでもスルンと抜いていきます。けど、その後のスピードアップが欲しい。
私「あそこでスピードアップできると怖いサイドバックになれるんだけどな。スクール変えればあそこでスピードアップできる攻撃意識が身につくと思うんだ。」
ママ「今日のたー君はすごい成長してるのがわかる。チーム移籍する。スクール変える。意味あるの?面倒くさいと思ってたけど、パパが良いと思うならスクール変えるの許すよ。」
ママを納得させたのは、私の説明ではなくて、たー君の成長を感じさせる姿でした。
その後、ママが突然真顔になって、
ママ「脳と動スクールって加入金あったかな?年会費はどうだった?」
私「加入金はキャンペーン中で無料だった。年会費はなしだよ。」
ママ「OK。」
ただ今、前半10分くらい。
長くなってきたので、次回は前半10分~前半終了まで。