運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

ジュニアの頃は差がない

 ジュニアの頃に身長、力強さ、足の速さで飛び抜けたフィジカルで無双する選手っています。こういう選手ってフィジカルだけかというとそうでなくて技術もあったりするので、親としては「あのレベルに到達するのは不可能だ」と絶望しつつ、「成長期に入れば家の子も追いつけるかも」と淡い期待もあったりします。

 もう一方で、実はジュニアの頃はフィジカルにそんなに差がありません。

 特別なフィジカルの持ち主は一部だけです。それ以外はそんなに差がないです。

だからスクールでテクニックに磨きをかけたり、サッカー慣れすると、ジュニア的テクニックを発揮して我が子が試合で光るプレーを見せるようになって、やっぱり期待します。

 チームの活動、スクール、親子自主練習、やればやるほど、ボールを捕捉する力、ボールへの反応が上がって周りの子と差がでます。

 なぜならば見た目よりもフィジカルに差がないので、ジュニア的テクニックとボールへの反応する力が高ければ多少のフィジカル差を上回れるからです。

 ジュニアユースからジュニアを振り返るとそう思います。

 

 けど、ジュニアユースになるとこのフィジカル差が顕著になります。フィジカルというよりも強度です。

 県リーグは35分ハーフでやっています。70分間終了間際まで厳しく強く人とボールに当たれるかが、ベースになります。

 

 運動神経鈍いたー君に変化が見えたのは小6の12月頃の11人制の練習リーグです。

 サイドバックをやっていて相対のウイングには女の子。ジュニアの頃にA チームスタメンで出る女の子は大体良い選手。たー君より背が高くてダイナミックな走りで、ボールタッチが速くて細かいタイプ。

 小4の頃、どんくさいたー君は女の子にサイドで抜かれまくって、逆をとられて尻もちをついた苦いシーンを思い出しました。

 女の子ウインガーにボールが入って、さあ、仕掛けますよ。という場面で、たー君がトーンと足を伸ばすと、女の子ウインガーがなぜかボールをこぼします。

 その後、たー君がボールをさらって、女の子ウインガーが当然取り返しにきますが、クルッとターンして、グンと置き去りにしました。

 それを見て、「あれ?私の知ってるたー君と違うぞ」と私は思いました。女の子ウインガーは中盤では速くて細かいタッチを見せつけてくれるのですが、最後の突破のところでは、たー君にことごとく奪われて突破できませんでした。

 たー君は女の子ウインガーだけでなくて、相手センターフォワードもトップ下も止めに走り回って広い範囲を走り回っていました。

 足の速さは大したことないのですが、奪えて走れるというフィジカル的要素が、8人制よりも味方と相手が3人ずつ増えて計6人増える11人制で、ジュニア的テクニックを上回ってるんだなと感じました。

 ジュニアからジュニアユースへ。なんかいろいろと変わってきたぞ。と思った出来事でした。