運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

Jリーグが開幕したので、J下部のはなし

 Jリーグ新シーズン開幕しました。

 

 この日を待ち望んで寒い冬を過ごした各クラブのサポーターの人たちの熱気が伝わってくるような日だったように思います。

 我がホームクラブも開幕から今シーズンは期待できるぞ!と思えるようなアグレッシブな試合を見せてくれました。

 

 今時期、J下部組織の合格も発表されて、4月からJジュニアに行く子もいるだろうし、「あの子は来月からJジュニアに行くそうだ」ってな感じの話題も出てくるのではないでしょうか。

 当然、たー君にはJジュニアは無関係な話しですが、チームメイトからJジュニアに行く子が出ました。

 

 ジョカトレFCは、各学年、毎年1人はJジュニアに行く子が出るので、4年生は誰か行くのかなと思ったら、ボールキープと突破力がナンバー1で、味方にも相手にも絶対にボールを渡さない子が、THE・Jクラブといえるクラブのジュニアに合格したそうです。

 

 じゃあ、その子のサッカーしている時の特徴はどうかというと、

 

・ボール持ったら鬼の形相でとにかく離さない。

・ボールマスタリーみたいな足元でこねくり回すことはしない。

・相手どころか味方にもボールを渡さないで、全部自分で突破する。

・自陣ゴール前でルーズボールを拾えば、相手ゴール前まで1人で持っていく。

・スピードはない。それゆえ囲まれるが、蹴散らしていく。

 

 初めて見た2年生の頃から同じ。団子をドリブルで避けるのではなくて、ボール持ったら鬼の形相で団子に突っ込んでいって、全員かわすというのではなくて、絶対にボールを渡さない。突破していく。足元でガチャガチャなっても絶対にボールを渡さない。

 

 それは3年生に見た時も、4年生に見た時も同じで、試合で4人ぐらいに囲まれても絶対にボールを渡さない。

 相手チームが人数揃えてブロックを作っているゴール前にドリブルで突っ込んでいって鬼の形相で蹴散らしていく。

  そんなプレースタイルです。

 

 リフティングしているところを見ましたがお世辞にも大したことない。素走りもスピードは感じない。体のサイズもいたって普通。

 けど、ボールキープ力が抜群で突破力が別格です。

  

 たー君も練習や、AとB混合ゲームとかで、その子に鬼の形相で、「(パス)出せ!出せ!」とか、パスがずれると「足もとにつけろ!」ってな感じで強く言われているのを何度も見ました。

 

 つい先日の練習でも、たー君は鬼の形相でなんども強く言われていました。

 

 練習が終わった後にたー君を迎えに行って一緒に歩いていた時に、その鬼の形相の子が保護者と一緒にコーチと話し込んでいる前を通りかかりました。

 正直、たー君は戦力にならないし、Aチーム、Bチームの違いもあるし、同学年だけど無視されるのかなと思いました。

 

 「たー君。ばいばい」

 とっても人懐っこい顔で、声をかけてくれました。

 サッカーをしている時の印象とは、かけ離れたギャップを感じました。

 

 鬼の形相もボールを持ったら渡さないプレースタイルも、サッカーが好きだという感情表現なのでしょう。

 Aチームは上手いと言える子が多いです。けど、今回、Jジュニアに合格した子はサッカーしている時の雰囲気や表現で一線を画すものがあって、1度見ると覚えてしまうくらいの「上手さ」ではなくて、強く印象に残る「らしさ」があります。

 

 たー君は、

 「お、おう。ばいばい」と答えて。

 その後に、「あいつ、春からJジュニア」 

 

 その時に、Jクラブに合格したことを聞きました。

  

 同じ学年からJジュニアに行く子が出ました。10年後のJリーグでの活躍、日本代表選出となるよう応援したいです。

 とりあえず、その子とたー君が合宿の時に一緒にご飯食べている画像が、ジョカトレFCのHPに載っていたので、その写真を、現像して大事に保管しておこうと思います。