運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

ワールドカップが始まる前に書いておきたいサッカー日本代表のこと。

 ガーナ戦が5月30日にある。ここから西野ジャパンのワールドカップへの旅が始まる。ハリル前監督が解雇されて、西野監督が就任。日本代表27人が発表されて馴染みのある名前が並んだ。

 

 この日本代表がどういうサッカーをするのか。短期間でカップ戦を勝てるための仕様にするのか、それとも「自分たちのサッカー」をするのか。

 

 「自分たちのサッカー」は日本のサッカーじゃあない。それはこの代表のサッカーだと思っている。

 

 この代表チームのサッカーはバイタルエリアの真ん中にボールが入ると、そのボールに対してパスの受け手が寄ってくるサッカーだ。

 バイタルエリアでパスの出し手が前を向いている状況で、ゴールを背にして4番と10番と9番がおれの足下にパスを出せとフラフラ近づいてくる。なぜかボランチと左サイドバックもパスを出せとバイタルエリアに入ってくる。今、この代表の5人、6人がバイタルエリアに入っている。

 バイタルエリアは広くて幅30m、縦20mぐらいのスペースだけど、この代表はバイタルエリアの中の幅15m、縦15mぐらいのスペースに味方5人がボールをくれと集まってくることをする。敵も4人、5人と集まってブロックを作る。

 これってどこかで見たことがある。パスの出し手、ボールホルダーに人が集まってくるサッカー。たー君がやっているサッカーによく似ている。

 

 海外経験が豊富な選手が代表になっているけど、海外のサッカーってこういうサッカーなのか?ヨーロッパのサッカーぐらいしか見たことがないが、もっとピッチを広く使うサッカーをしている。

 

 この代表はフルメンバーが揃っていたブラジルW杯を挟んで4年くらい「自分たちのサッカー」をしていた。ハリル前監督の時はフルメンバーがなかなか揃わなくて最近はできなかったが、果たして、ガーナ戦でまた見せてくれるのか。それとも短期間で仕上がるカップ戦を勝つための仕様を見せるのか。

 

 次の代表は、「自分たちのサッカー」じゃなくていい。

 ピッチの右、中央、左と3つのコースの幅いっぱいと縦いっぱいにボールが緩急長短行ったりきたりする。人は、後ろの人が前の人を追い越したり、斜めに走ったり、相手DFの背中の裏側に全速力で走り込んだりする。そのダイナミックな流れを見るだけでサッカーって迫力があって魅力もある。

 オーソドックスなサッカーの質を勤勉に追求するっていうのも日本的じゃないかと思う。