プロ野球を観戦してきました。
ドームが多い中で、屋外のスタジアム。
夏の終わりの夜風に吹かれながら、プロ野球を見ながら、思ったことのいろいろ。
プロ野球の試合を見に行くといつも思うことは、毎日2万人、3万人の観客が入るってとんでもないことだなと。
話聞いてみるとチケット代が平均4000円くらいで、3万人以上入るホーム戦が70試合くらいあるので、サッカーに比べて興行収入が違い過ぎるなと。
私の街のJクラブのスタジアムは満員でも2万人いかない席数で、多分ホームゲームは20試合くらいですかね。
収益力が全然違います。主力が移籍、強力外国人選手が契約更新できなくても仕方ないです。
けど、本当に凄いと思うのは毎日2万人以上入る集客力。Jクラブでも中にはホームゲーム来場者が1万人切るってありますからね。
今回、観戦した試合の先発ピッチャーは20歳でした。この投手甲子園と無縁の高校出身でした。
高校卒業して2年目の投手が今シーズン6勝してて、この試合でも8回まで投げて勝ち投手になりました。
初回から三振と凡打で相手打者を抑えまくっていました。
それを生で見て、家のテレビでこの夏の高校野球の注目選手の佐々木投手が高校日本代表で投げましたというニュースを見ていると、2年後に、今回勝ち投手になった投手と同じ投球ができるのかなと。かなり差があるなと思います。
プロとアマチュアの差と言いますが、プロとアマチュアは世界が違う、アマで注目されるのとプロで成績あげるってのは、何もかもが違うってのは観戦だけでも感じました。
プロ野球は日本でナンバー1のスポーツだなと改めて思いましたが、Jリーグが圧倒的に勝ってるものもあります。
それは臨場感と一体感です。
プロ野球はお客さんたくさん入ってるんだけど、野球観戦に集中してないんですよね。
ピンチでもチャンスでもスタジアムのムードが変わることがない。
特にライト層の盛り上がりがないですね。
打者が変わる度にプレーが途切れるので、ノリづらいのかな。
Jリーグは攻守が切り替わり続けるし、チャントも歌い続けてるし、ゴール裏が状況によってチャントを変えるのでライト層も引き込まれていきますね。
実際、「サッカーなんてよくわかんねー」とか言って、選手入場チャントでうろたえてる人が、後半途中ぐらいから引き込まれて手拍子して、試合終わる頃には歓声も悲鳴もあげてるってのはよく見ます。
一回見に来てくれれば、そのシーズンあと一回はチケット買ってくれる魅力があると思うので、いかにライト層をスタジアムに来させるのかが、Jクラブの悩みだなーと思います。
日本代表の試合がいくら満員でもサッカーが文化になった感じはありません。
週末のJリーグのホームゲーム全てが満員になれば、日本でもサッカーが文化になったと言えるのかなと思います。今はまだ、一部の人が好きな1スポーツですね。