運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

全員出場の功罪

 全員出場が方針のジョカトレFC。

 選手コース(ジョカトレFC)の体験の時から、コーチからは、

 「練習試合あるんで来てくれていいですよ。」

 と言ってもらえていた。そんな感じ。

 

 全員出場となると、出場選手の能力の高さの違いでチームの総合力が変わってきます。それゆえに、試合運びが不安定だと私は見ています。

 我が子が試合に少しでも出れることは良い点ですが、いつもスタメンが違う、交代するとさらにシャッフルされる。試合内容と結果に好不調の波が大きいのが悪い点。

 

 親はそれをどう見つめるのか。たー君が全員出場の良い点を活かしてチームの力になるにはどうしたらいいのか。その答えだなと感じたのが、現在J1終盤の川崎フロンターレの奮闘ぶりを書いた下の記事です。

 その記事↓

headlines.yahoo.co.jp

 「誰が出ても、力強くやれるようになってきたと思いますね」と記事の中で語る谷口選手の言葉を抜粋すると、

 

誰が出ても「同じ」ではない
  谷口は「誰が出ても同じサッカーができるようになってきた」とは決して口にしなかった。

 むしろ、出場する選手によってサッカーが変わる。選手の個性を生かしたサッカーができるようになってきた――。そこに進化の跡がある、と谷口は説明する。

 

 さらに、抜粋してフロンターレの部分に「ジョカトレFC」という文字を置いてみると、

 「今季はACLもあって、メンバーを入れ替えながら戦ってきて、苦しい時期もあったんですけど、ようやく一人ひとりの良さを生かせるようになってきた。

 これまでは、フロンターレ(ジョカトレFC)はこうじゃなきゃいけない、フロンターレ(ジョカトレFC)のサッカーはこうだ、っていう想いが強かったんですけど、少しずつ柔軟になってきて、こういうのもありだよね、この人のこの強さを生かそうよ、という風に柔軟に戦えるようになってきた」

 

 ジョカトレFCの選手登録コース志望でアカデミーからの子は2年生から、選手登録コースの本格始動は3年生から、たー君は1年遅れて4年生の6月から加入。

 

 今はジョカトレFCの選手個々の能力の高さの違いが目立ちがち。連携がつながっているようなそうでないような。たー君は一年空いた間をどうやって埋めていくのか。

 けど、集大成の6年生になるまでにあと1年半近く時間がある。

 これからチームメイト同士で強みを把握しあって、あいつは足が速いから、あいつは守備で頑張れるから、あいつがトラップするとボールが落ち着くとか、それぞれのサッカースタイルが連携していくと、出場する選手毎に、試合毎に、異なるサッカーが見れるのかなと思います。

 たー君も自分のサッカーの解釈を見つけて、それをプレーで表現してチームメイトに伝えないといけない。

 

 別々の小学校からサッカーする時間だけ集まるジョカトレFCメンバー達。

 試合開始の1時間前に主管の試合会場に集まって、AチームだBチームだの差もなく選手たちがゴールを運んでピッチを作り始めます。

 向こうのゴールを運ぶ人数がすくなければ、あっち行け!こっち行け!と呼ぶ声が聞こえます。

 ゴールを運ぶ時に誰かが、大きい声で、

 「ドッコイショー!ドッコイショー!」と叫ぶと、

 「ソーラン!ソーラン!」と返ってきました。

 どこの小学校も4年生は運動会でソーラン節をやるんだなと思いました。

 

 そんなおどけた感じで息を合わせる様子を思い返すと、連携も高めていけると思います。

 少しづつ互いの強みを分かり合って、出場する選手によってサッカーが変わる。「誰が出ても「同じ」ではない」サッカーを見せてくれそうだなと思います。

 

 そんな期待を抱きながら、選手達個々の成長と、チームの成長の姿を見れるのが全員出場の醍醐味なのかなと思います。