たー君は、サッカーに関して初めて自分自身の強い意思表示をしました。
そして、ジョカトレFCのジュニアでの卒業を撤回。ジュニアユースに進むことを決めました。
しかも、高円宮杯の全国大会を目指すとか、Jクラブのユースを目指すとか、高校サッカーの名門高校に進みたいといった志高い目標はありません。
ただ、ジュニアから一緒にサッカーしてきた仲間と最後までやりきりたいということだけ。
「高校入ったらサッカー部入りたいの?」と聞くと、
「わかんない」という答え。
高校サッカーへの憧れ、目標は無し。今、気心知れた仲間とサッカーするだけのようです。
県大会が無くなったたー君達6年生は現在、親交のあったチームとファイナルリーグ戦をやっています。
たー君はジュニアユースに進むけど、卒業チームで試合に出ています。
ついこの前は県ベスト16から8に進むチームと試合をしました。
長く攻め込まれて失点もあって負けました。
その負け試合をママと見ていて、ママが、
「結局、仲の良い子と楽しくサッカーしたいからジュニアユース行きたいだけなんじゃないの!」
モヤモヤおかんむり状態。
やられはしたけど、たー君はやり返してたと思います。
ジュニアの時にA チームのスタメン目指せ!出場時間増やせと親(私)が躍起になっていた時には見せなかった集中した表情でサッカーしていました。
ナイスプレーもまずいプレーもありましたが、動きがなんだか自然だし、プレーに迷いがなくて、たー君自身がやりたいことが見ていてよく分かります。
私は試合を見ていて、楽しそうにサッカーしているな、ジョカトレFC のメンバーとサッカーするのが好きなんだなと純粋に感じました。
負け試合を見たのになんだか清々しい気持ちになりました。
ママには、「ひどい試合だったけど、たー君がサッカー好きなのはよく分かった」
「サッカー好きそうだから、ジュニアユースは楽しく思うようにやってもらったらいいよ」と言ったら、
「甘い!覚悟が足りない!」
と私が怒られました。
私だって甘くしようとは思ってませんよ。
サッカーやってもいいけど、勉強は当然しっかりやってもらいますよ。覚悟してもらいますよ。