運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

コロナウイルスと休校とサッカーと

 あんまりコロナウイルスと休校に関係した記事は書きたくなかったのですが、実際、小学校休校が始まり、子育て世代としては、普段通りではない生活に、普段通りではないことに神経を使い、いろいろな影響を肌で感じているわけで。

 

 ジョカトレFCも活動自粛となり、私が個人的に目標としていた親子サッカーも中止となりました。

 

 多くのサッカー少年達は休校で自宅にいる時間も長い。サッカーも活動なし。

 

 1人で外で活動する分には、いいんじゃないという風潮の中、皆様の少年サッカーブログを見ると、個人技を伸ばす機会にするんだ!自主練だ!という考えになっているようで、モレなく私も、たー君に自主練のメニューを作りました。

 たー君には、

 「これは自主練じゃない。日課だ」

 と言いました。

 

 親子サッカーのために私自身の自主練習を始めて、リフティング100回できる筋力も取り戻し、私自身が少しずつ上手くなりたいための自主練習をやっていますが、それから、たー君の自主練習への自主性が変わってきました。

 

 思い返してみると、たー君ひとりのために私がサポートする自主練習は、基礎を正しく、セオリーに正しく則った動きを反復するような練習内容でしたが、今は私自身の自主練習の一貫なので、「何だっていいんだよ。サッカーは何だって起きるんだから」という方針で、練習メニューも何でもありで毎日違うので、面白くなったというだけかもしれませんが。

 

 最近は、隙間時間にたー君自らボール出してドリブルしたり、おでこに乗せたりするようになってきたので、自主練習ではなくて、日課としてメニューを授けました。

 

 その

メニューは下に載せます。

 

 下の練習メニューの目的は、

 拍子ではなくてリズム、スピードではなくてテンポ、リズムとテンポに乗った体の動きの合間に、ついでにボールを動かすのがコントロール

 ボール扱えてれば何でもいいの体の感覚。

 足元で細かく早いボールタッチは目指さない。 

 体を腕、胸〜足元まで一連で柔らかく使うボールの動かし方を体に覚え込ませる。

 

リフティング

 回数を伸ばす。正確さこだわらない。続けば何でもいいのコントロール。体の感覚。

ボールおでこ乗せ

 ボールがおでこに乗って止まる場所を見つける。
 おでこから首、胸のあたり、腰につながる重心のバランスを体で覚える。

 

ドリブルは、リズムとテンポとボールを触ってコントロールで動く。
腕、胸、腰、股関節、ひざ、足首、足の指までグニャグニャ動かすことを意識する。
上半身から足元まで柔らかくリズムでボールを扱うことを体で覚える。

 

インステップ(足指の付け根)タッチ

 歩く時に足を前に出した場所にボールがあるだけ。
 歩くのと同じように。走るのと同じように。

インサイドタップ(前向きと後向き)

 足元で正確にタッチすることにこだわらない。
 上半身から足元までグニャグニャ動かしながらボールコントロール。慣れる。

エラシコ

 足首のスナップ。強すぎないように返しのボールタッチは弱。
 重心移動が先。足元意識しすぎない。

イニエスタターン

 ターンの時に、腕を振って上半身を回すことを意識する。

アウトサイドインサイド

 アウトサイドにもインサイドにもワンステップ分横に揺さぶる。足元でしない。

後ろ向きで右足二回引く、左足二回引く

 相手から逃げる。リズムでボールを触る。テンポで下がる。

アウト・イン切り返し

 アウトサイドは半歩分、切り返しは一歩分ボールをコントロールする。

右足アウトサイド、左足アウトサイド

 アウトサイドで出した後に、ボールをワンステップ追い越したら、次の足のアウトサイド。タンとウン。

シザース・アウト

リズムとテンポ

 

壁当て インステップキックでゴロのボールを蹴る

 上半身でキックの予備動作→軸足踏み込み→足首を作ってキック→キックした足を振りぬいたまま残して、地面に着地。

 

 少し補足。

 エラシコはフェイントの習得を目標としてメニューに入れてないので、正確にできなくて構いません。フェイントとして習得して欲しいのは「切り返し」です。

 エラシコは、アウトからインにボールを返すフェイントなので、足元に意識がいきがちです。

 それではなくて、アウトからインに上半身の重心を移動させるので、体は大きく動くのですが、足元のボールタッチは弱く、コントロール重視で扱うことを意識させています。

 体は強めに動くけど、ボールタッチは弱くという相反したリズムを、相手の逆をつく「切り返し」につなげたいです。

 

 目立つのはイニエスタターンですが、これはイニエスタが試合にやっていたターンなので、そう名付けました。そのターンをする時の腕の振り方を一例として取り入れました。ネイマールも腕を振るし、イスコも腕を振ってからVターンをするっていう話しもして、腕でリードして上半身を柔らかく使ってボールを運びたいねと。

 

 ドリブル、ボールタッチは細かく、早く、足元を動かす(よく見ると上半身固まっている)というのがジュニアのトレンドに感じますが、上半身から足元まで一連で柔らかく使えるようになれたらいいなと思います。腕を振るだけでフェイントになるような体の動きを身につけたいです。

 

 上のメニューに加えてバウンドボールのトラップもメニューにあります。

 

 

全部やると大体1時間程度ですが、半分もできれば充分かなと思います。

 

 このメニューを日課でやってもらって私とボール持ち1対1とかやって、私もたー君も、相手に合わさないリズムとテンポを身につけられたらいいなと考えています。