運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

危機感しかない五輪のサッカー

 たー君はママの実家の海の街でのバケーションから帰ってきました。

 毎日釣り三昧で釣果も満足いくものだったようです。手の平と、足のくるぶしから下だけ白くてそのほかは真っ黒になって帰ってきました。

 ママの実家は遠いので、バケーションから帰ってきてすぐの練習は休ませて、その次からチームの練習へ行っています。

 熱中症が心配でしたが、海の街でもランニングしていたので、走ることはできたそうです。

 たー君の怪我も良好になって再開したサッカーの話はまた今度書きます。

 

 五輪が絶賛開催中で、サッカーは女子がベスト8で負けてしまいました。

 選手やOGからは、勝てないことによって女子サッカーへの関心が薄れることを心配する声が多くあがったようです。

 勝たないと目立たないし、注目されないし今後が心配だよなと思いながらも、男子サッカーの方が影薄いんじゃないのと思います。

 

 サッカーに関心ある人は、見ているし、注目していると思いますが、男子サッカー盛り上がってるとは思えません。

 日本人でサッカー興味ない人、普段見ない人は当然いますが、「オリンピックだから見ている、男子五輪サッカー燃えるよねー」とグループリーグから国民に注目されて、背中を押してもらえるような国際大会特有の熱が感じられないなーと思います。

 全員が同じに見えてスター選手も、華のある選手も、エレガントな選手もいなくて、お目当てがいないので、グループリーグ3連勝とPKの末の劇的勝ち進みでもなんとなく下火です。

 男子サッカーは、「準決勝なんだ。それねら見るか」という人が出てきて、決勝まで進んで金メダルマッチだから注目されるという流れかな。

 女子はフル代表だし、岩渕選手がスターなので、負けてもいろいろ議論されますが、男子はメダルなしだったらU24なのでそのまま解散して、世間的にもふーんで終わる危うさを感じます。

 男子の方が勝たないと、女子よりよっぽど目立たないぞ。

 

 女子サッカーに話を戻すと、女子の場合は日本が勝つ姿に国民が喜ぶという風潮が作られてしまって、代表チームが勝つことで女子サッカーの存続もかかっているという悲壮感が漂っています。

 これ、シンプルに言うと、

「サッカーは女子が大事にされていないスポーツ」

 不幸に見えてネガティブに映ります。

 

 私の仕事的にマーケティングで言えば、女子が大事にされていないことは、現代で言えば致命的なイメージダウンです。

 女子がキラキラ輝いていないコトは人気が凋落して、廃れます。

 女子がキラキラ輝いているから卓球はイメージが変わりました。五輪でも他のスポーツよりも番組枠を多くおさえています。

 競泳、ソフトボール、柔道、卓球、負けても体操、バドミントンは笑顔と涙のキラキラ女子が多くテレビの前に現れました。

 バックアップへの感謝が語られ、勝つことよりも大事なことがあると伝わってくるし、単純に憧れる人たくさんいると思います。

 

 サッカー大好き女子が苦しむ顔してインタビュー、国民や先輩からの苦言に苦しめられる姿が全国中継されることのネガティブイメージはとてつもなく大きいです。

 世界的に見ても女子が大事にされていないコトは凋落します。JOCもゴタゴタありました。

 日本サッカー界の五輪での活動は日本サッカーの未来にとってとても大事なことを失っていると感じます。

 男子が金メダルとっても挽回できないと思います。

 競泳女子2冠、兄妹金、男女混合金、女子最年少金のキラキラ金メダルの方がまばゆいでしょう。

 ヨーロッパのーとか、育成がーとか言う前に目を向けることがあると思います。

 女子目線で女子を大事にしないと裾野が荒れます。

 女子が幸せそうでないと豊かな未来が見えてきません。

 サッカー少年を育てるのはママです。ママという女子に女子目線の共感を得られないとサッカーはいつまで経っても大衆に支持されない。停滞する。文化にはならないと危機感を感じたここまでの五輪サッカーです。