運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

7つのコーディネーション

 我が家の3人兄妹のぴょんこ(小3)とじゃすこ(年中)の娘2人が、テニスクラブで3ヶ月短期のレッスンで「7つのコーディネーション」の特化トレーニングを受けています。

 

 レッスンを見学していて、このプログラムの特徴を書くと、

 

 運動の準備、移動、道具を使う(ラケットで球を打つ)、ポジションに戻る移動に、多様なルールと多様なメニューがあって、ハイテンポでスピード感のあるトレーニングをします。

 体の左右と上半身下半身の連動性、同調性を高めるだけでなくて、練習の流れ、メニュの流れに一定のルールがあるので、コーチとの同調性、他のレッスン性との同調性、メニューに取り組む流れの同調性が求められるので、周りを見て頭を働かせて動かないといけません。

 7つのコーディネーションを見て聞いて頭をフル活用してトレーニングします。

 見学していて、「オシムの練習ってこんななのかな」と思いました。

 

 ぴょんこはレッスンが終わると「頭が疲れた」と脳がクタクタになっています。4歳から5歳に向かっているじゃすこは呆然として、頭から湯気がたっているように見えますが、明らかに運動の同調性が良くなって、2人とも元々運動が得意ですが、スケールアップしていってるのが分かります。

 同じようなトレーニングを経験できていれば、たー君も戦況を先読みしながら、味方と同調して動いて、技術を効果的に使って賢くサッカーができていたのかなと思います。

 

 7つのコーディネーションは、ネットで検索してもらえればすぐに分かると思います。

 それを見るとサッカーばかりやっていても身につくコーディネーションは7つのうち、3つか4つかなと私は思います。

 もっとあるよという意見があったとしても、ボール以外の道具を使う要素はサッカーにはないので、最高6つまでですね。

 

 日曜日にサッカーの試合が夕方までありました。疲れているけど頑張って、夜にスクールの上位クラスにもはしごで行きました。週6でチームの練習とスクールに行ってサッカーに打ち込んでいます。

 サッカーだけに打ち込んでいますとは言っても、

 私が学んだことでは、どれだけサッカーに時間を掛けても身につくコーディネーションは限定されます。

 サッカー以外に他のスポーツ(走って、周辺状況を見て、道具を使う野球、テニス、バドミントンとか)を習ったり、遊びでやってあらゆるスポーツで求められる7つのコーディネーションを身につけた方が、視野が広くて賢く動ける知性のあるサッカー選手になれると思います。

 

 今、我が家の姉妹が受けているコーディネーションプログラムの保護者向けの座学で教えてもらったのですが、認知とはいろいろとあるけども、その中のひとつが、コーチの練習メニューの説明を1回聞いて覚えることも当てはまるそうです。

 今回の練習メニューで身につける要素のひとつが、耳で聞いた、目で見たことを1回で頭で覚えて、その通りに「即興」で体を速く動かす訓練でもあるそうです。

 これをやって、戦況を見て(読んで)、(助言を)聞いて、有利だと頭で分析する状況判断から、素早く体を動かす決断のスピード感を養って球技ができる能力につなげていくそうです。

 

 サッカーのジュニア育成で言われる認知、判断、実行とは、必要とされる能力があいまいで分かりませんが、これをサッカーの中で身につけることだけに時間をかけるよりも、マルチにスポーツをした方がサッカーの中で応用の効いた状況判断と、速い決断能力が身につくと思います。