運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

親の期待値と全員出場とベストメンバー(後編)

 

footballhajimel.hatenablog.com

 

 ↑の続き 

 

 たー君は後半スタートから右サイドハーフのアタッカーで登場です。

 

 後半キックオフ直後は落ち着かない展開でしたが、たー君のワンプレーで戦況がガラッと変わります。

 

 右サイドの自陣内でのスローインを右サイドバックの子が縦にたー君に投げます。

 たー君にはマークがついていましたが、バウンドボールになって2人の体の横を通り越していきます。

 バウンドボールに対応できないDFに対して体を反転して、しっかりボールを見ながらショートバウンドをトラップで処理してそのまま縦にドリブルに入るたー君。

 

 (サイドは相手DFが少ない)

 (スペースがコーナー付近まで広がってる)

 という特徴があるというのは、寝そべりミーティング↓で伝えたこと。

 サイドは突破!ドリブルで突破!!

footballhajimel.hatenablog.com

 

 2人に追いかけられながら、コーナー付近までドリブルで運んでいくたー君に中央から相手DFが寄せていきます。

 相手DF3人を引き出したたー君はコーナー付近でボールアウトさせてしまいますが、相手DFラインが横に間延びしました。

 また、前半は左サイドに偏ってた攻撃が、右サイドでも相手陣内の奥まで縦にドリブル突破したことで、右サイドでも攻撃に奥行が生まれて、相手DFラインが縦にも間延びしました。

 小4ですからね。相手の守備ブロックも縦と横に揺さぶられればすぐ綻びが出始める。

 

 その後は、左サイド、右サイドの両サイドで幅を持たせながらサイドアタックを仕掛ける形になって、幅と奥行のあるジョカトレBの攻撃が、相手DFを縦にも横にも走らせて守備ブロックの距離感をますます間延びさせていきます。

 ジョカトレFCは、右、真ん中、左の縦のラインに人がうまく入って、良い距離感です。

 

 たー君もサイドライン際でうまく幅を取っています。

  間延びした相手DFラインの間にできたスペースからいつでもパスが入ってくる状態です。

 

 一度右サイドバックに下げたボールから、たー君に縦パスが入る。

 

 右サイド寄りの中央でボールをはたきながら時間を作ったトップ下の子から、計ったように右サイドをウロウロしていたたー君にスルーパスが入る。

 

 10分弱の中で、右サイドバックとトップ下の子と良い距離感の三角形を作って、3人の関係で右サイドを4回崩しました。

 

 右サイドバックの子は見たことあると思ったらたー君と同じ小学校の子、けど、仲良く遊ぶことはないらしい。

 トップ下の子は、この前練習試合を見にいったら試合の合間の練習中にたー君とドッジボールをやっていてママの怒りをまたかってしまった一味の1人。けど、顔がかわいい子なのでママ注目の存在。

 

 たー君が唯一体現できる戦術、「縦への突破」ができたのも、この2人のナイスパスのおかげ。

 ここでたー君は交代。10分も出場していないけど、今回の観戦では親のモヤモヤ感はありません。

 

 ただ目が離せなくなるのはこの後でした。

 

 交代で右サイドに入った子はテクニックで自在にボールを扱える子。

 ピッチの中にスピードとテクニックのあるちびっ子達が揃いました。

 ここから試合終了までの10分がおそらくベストメンバー。

 

 相手チームが自陣に張り付けになりました。

 相手チームがボールを持ってもプレッシャーをかけてボールを回収する。

 そこからパスとテクニックで押し込んでいく。

 自陣に張り付けになったため、相手チームは全員守備の形。

 おかげで人数が増えてスペースがどんどん狭くなるけど、パスとテクニックでDFを外して、小さな幅と奥行を連続して作ってできたスペースにパスをつなげて何度もペナルティエリアに侵入する。

 そして、パスパスドリドリってシュート打てるところで打てよーー!!

 

 結果、負けたけど、パスとテクニックで迫力のある攻撃を何度も仕掛けて見ていて面白いファンタジーなサッカーでした。

 やってる子ども達も楽しいだろうな。得点して勝てればもっと楽しいんだろうけど・・・

 

 この日も安定の全員出場でしたが、Bチームでもベストメンバーが揃った時のチーム力が見れたので、今後の成長に期待が持てます。

 

 9月の頃は、試合に出ても何したらいいか分からないという顔をしていたたー君でしたが、スローインの投げる方向から始まって、簡単な試合での動き方をシンプルに試していこうを方針として、サッカーノートの内容の確認と寝そべりミーティングで伝えてきました。

 試合観戦はほとんど行ってませんが、9月からの3ヶ月間でたー君自身で右サイドのプレーを解釈した動きを見せてくれました。存在感出せたと思います。

 試合を楽しんでいるという表情を試合中も帰宅後もしていたので、ひとまず安心できました。

 

footballhajimel.hatenablog.com

footballhajimel.hatenablog.com

footballhajimel.hatenablog.com

 

footballhajimel.hatenablog.com

  

footballhajimel.hatenablog.com