運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

本気とは言うけれど(サッカー面)

 たー君には、学校生活も課外活動(サッカー)も気持ちを込めて本気のエモーションを表現して欲しいというのはありますが・・・

 実際のところは、たー君の頑張りを私もママもすごく認めています。

 認めざるをえないだけのことを見せてくれている。

 

 私の目から見て、たー君は止める蹴るが普通にできる今時のサッカー少年です。

 

 ママに聞かれました

 「パパの小学校の時と比べてたー君のサッカーはどうなの?」

 「月とスッポンだよ」

 「それはたー君ひどいね」

 「いやいや、逆、逆」

 

 とある地方県の県庁所在地でサッカーをやっていて市トレセンだとか、県トレに呼ばれていた私の小学5年生の時と比べると、あんなにはっきりとした基礎技術は、私にはなかった。

 

 私は地方の都道府県で小・中・高とサッカーの育成期を過ごして県大会で優勝したこともあるし、ベスト8以上の位置にいつもいた。

 それでも、近隣県代表が集まる大会だとか遠征試合で、現在在住している県のチームと試合をすると決定的な差、根本的な力の違いを感じた。高校の時になると、絶対に埋められないなと感じるだけの差を感じた。

 

 たー君と私の小5の時を比べると、小・中・高の時に感じたそのままの差を感じる。

 けれど、たー君は在住県の普通レベル。

 

 在住県の県代表のチームは、小・中・高と全国上位に進出するのが当たり前のように思われている。

 ただ、県代表になるチームも勝つのに苦労するレベルのチームがベスト32くらいからゴロゴロいる県予選、地区予選が日常にある環境。そのチームが隣のクラブ。

 

 セレクションなしで希望すれば加入できるジョカトレFCでさえ、毎年各学年から、Jジュニアに合格する。たー君の学年からもJ屈指の赤いチームのジュニアに合格した子が出た。

 Aチームの子はJジュニアを狙うに値する技術と運動能力を見せる子ばかり。

 憧れるJクラブだからJクラブを狙うのは自然な考えだとは思うけど。

 そんな子たちと一緒に週4回練習をやっている。

 そんなメンバーについていくための地道な基礎技術の自主練習。ついていけるようになってからは引き上げられていく普通のレベル。

 ジョカトレFCのような状況のチームは近くに5、6チームあるし、地区ブロックを見渡せばその倍以上ある。県内はどこもかしこもそんな感じ。

 在住県では、たー君のような普通程度の選手は、親が見ていても試合で苦しいことばかり。上手くいかないことばかり。

 

 そんな中で1年間やってきた。最近は、練習行く前の顔つきに意気込みがみなぎっている。

 まだ早いんじゃないと思う時間から自転車こぎ出して練習会場に向かって、練習後は、Aチームの子と競うように自転車こいで返ってきて、「バイバイ」と家の前で威勢よくあいさつをする。

 風呂入ってきたのかと思うくらい真っ赤な顔をして、夕立でも来たのかというくらい、チームシャツも髪の毛もビシャビシャだ。

 「今日どうだった?」なんて聞く必要もない。運動量豊富にサッカーしてきたと見ただけで認めさせられる。

 

 1年前は、自信ない様子が伝わってきたけど、嫌でも競争に巻き込まれる環境に育てられて本当たくましくなったなと思います。