「週末のリーグ戦が楽しみ」ふと、たー君が言いました。
これを聞いて時代を感じました。
私がサッカーをしていた時はトーナメントばかりでした。
負けたら大会が終わる。大会にずっと出たいと思えば勝たなきゃなりません。サッカーを楽しむというよりも勝利が絶対だとサッカーするような考え方の中で小学生期を過ごしました。
近隣県から50チームが参加するリーグ、市のリーグと一定期間ひとつの大会が開催しているので、チームとしても個人としても、テーマを持って試合をしているのが分かります。
負けても来週またリーグ戦があるし、勝てば順位が上げられるということも順位表見れば分かるので、勝負事へのモチベーションと試合に負けても次のリーグ戦までに課題に対して「ああしよう。こうしよう」と準備をする、挑むモチベーションを持つことができます。
そんなこと考えながら継続してサッカーしていると「リーグ戦が楽しみになってくる」とたー君は言っていました。
トーナメントで育った私としてはリーグ戦て「本気になれないんじゃないか」と、その意義がよくわかりませんでしたが、「リーグ戦が楽しみ」と意気込むオフザピッチのたー君を見て、育成という面において大きなメリットを感じました。
試合観戦もたくさんできるという楽しみも増えますしね。
ただ、そんな楽しみとは裏腹に迷いや不満を生んでしまうのでした。
つづく