たー君は県リーグとトーナメント方式の県カップ戦の2つの公式戦をU 13では戦っています。
今回はトーナメントのカップ戦の話。
結果から言うと、地域代表戦で負けたので、年越してからの県大会には出場できません。代表戦で敗退しました。
この地域トーナメントを勝ち上がっていく中で2つのJ 下部の支店と戦いました。
ひとつはホームJ クラブの支店で、こちらには勝って、もうひとつは伝統あるJ クラブの支店で、こちらにはPK 負けでした。
J 下部の支店というのは、J チーム名にさらに地区名が入ったチームです。なんとなく分かると思います。
そのうち、勝てた方のホームJ 支店は、 チームのエンブレムを付けて、セレクションもされていますが、ジュニア時代の出身チームを見れば、たー君達がジュニアの時に勝っていたチームばかり。
とはいえ、ホームJ 支店には、育成リーグで春に3-5で負けたチーム。
その時は、たー君の出来とか、チームの立ち上げの様子見だったので、なんとも思いませんでしたが、今回の対戦は、たー君たちDF 陣は県リーグなどで強者チームの猛者攻撃陣にやられたり、やり返したりの経験を積んだ後だったので、たー君には、
「今度はホームJ の支店をやっつけてこいよ」
と言いました。
実はたー君たちのチームは、J 本店と同じホームダウン名を背負ったいくつかのチームのひとつなので、そういう意味でもダービーだぞ!負けられないぞ!と圧をかけておきました。
ホームJ 支店との試合では、先制されましたが、そこから逆転の後のシーソーゲームを勝ちきって4-3で勝ちました。4点取った攻撃は見事だったし、3点とられても4点目、5点目の失点が無かったことは評価できます。
地域代表決定戦は、伝統J 支店でした。力は相手の方が上です。
試合前日には、「初めに面食らわないように。慣れれば勝てる相手だよ」とたー君には言いました。
こちらの試合は一進一退で、両チームとも中盤の圧が凄いのと、攻守の切り替えが目まぐるしくて、息を呑んでの観戦でした。
相手チームが伝統あるJ チームのユニフォームだと3割増しで熱戦に見えます。
伝統J 支店には、パスワークで崩されて得点されて、たー君のチームはDF とボランチで中盤でかけたプレッシングからショートカウンターで、最後はテクニックでかわして豪快に決めました。
13歳の成長力ってのは本当に凄いなと思わされる得点でした。
しかしながら、観戦している方は手に汗握りながらPK までいって敗退です。
たー君たちのチームのなんとも言えない悔しさが滲んだ顔が印象的でした。
私も敗退して残念だったし、ワールドカップ終わったぐらいの寂しさがありましたが、2ヶ月間、ヒリヒリしたゲームを見させてもらって、楽しまさせてもらいました。