気持ちを強くする方法を見つけたい。
サッカーをする機会を作って、自分の目でよく見てみたら、何か分かるかも。
そうだ、個サルに行こう。
ということで、個サルデビューしました。
たー君ではなくて、私が個サルデビューです。
25歳ぐらいの頃に社会人のサッカーの試合に出た以来。実に15、6年振りのサッカーです。
たー君と同じようにピッチに立って、同じ風景を見たら何か気づけるかもしれないという動機です。
個サルは30代、40代のクラスで、スライディングタックルなし、強シュートなしルールです。怪我人なしが目標です。
個サルに行くと分かりますが常連さんがいます。
当日は20人参加でしたが、ヘビーユーザー半分、何回か来ている風が5人、私含めて新参者が5人という感じ。
フットサルコートのスタッフの仕切りもテキパキしていて、すんなりチーム分けされました。
厳しいタックル、強シュートなしとはいえヘビーユーザーの皆さんは慣れているので、止める蹴るができるし、テクニックがある人もいます。それなりのレベル感で個サルができました。
そして、毎週やっている人が多いからみんな走れる。
私は走れない。攻守の切り換えがきつかったです。
10分1本のゲームを2本連続でやった時は、足は上がらない、心臓が動き過ぎて止まりそう、死ぬかもしれない。と思いました。
ただ、休憩挟んで3本目からは体が動くようになって、倒れる心配はなくなりました。あとは怪我だけ注意。
ゲームでのプレーの方は、最初は2タッチでパス散らしながら、様子見でやって、だんだんと慣れてきたら、1対1でかわして打開することもできました。
15年振りのサッカーで私自身の技術面で不安になることはなかったです。
ボールを受けて主体的にプレーできていましたが、崩しきる場面が少なくて、なんかしっくりきません。
プレーしながら考えていると、私がボールを持って、スルーパスが決まったり、ドリブルでマーカーをかわしても2対2の局面に大きな変化が起きなくて、相手DFも対応しやすそうだなと思いました。
瞬間的な数的有利は作れても、相手のフォーメーションに綻びをつくれていません。
解決策は何かなとプレーを続けながら観察していると、攻撃の時に味方が3人関与すると崩せる予感がします。
そこから私が試みたプレーが、「レシーバーになろう」です。
サイドから真ん中に流れて相手DF2枚の前でボールを受けて、斜めにボールの方向を変えるリターンをしたり、ボールキープをして、3人目が関与できるきっかけと時間とスペースを作ることに徹しました。
フィールドプレーヤーが4人なので、4人が四角形(ボックス)に並ぶか、ひし形(ダイヤモンド)に並ぶのが基本フォーメーションになるのですが、私は相手DFの間と間を移動して、四角形やひし形の陣形をわざと台形や平行四辺形にしたり、三角形に形をつぶしてパスを受けてプレーをしました。形をつぶした部分が3人目に使ってもらう空いたスペースになります。
私が連続して間で受け続けると、ギャップがあちこちにできます。
2人目、3人目が関与できるスペースが多く作れて味方が局面を大きく変えられる予感が多くなりました。
私のレシーバーとしての仕事も崩すきっかけになるギャップ作りだけでなくて、攻撃時間のタメ作りもやるようにして、味方がポゼッションしながら休む時間も作りました。
こうなると私が得意な歩きながらのプレーができるようになって、体力温存もできて、自分で自分を助けることができました。
長々書きましたが、レシーバーとしてギャップを作る仕事を果たしたわけですが、特別なことは何もしていなくて、シンプルに認知判断実行してプレーしていただけです。
ただし、ひとりよがりなプレーのための一人称の認知判断実行ではなくて、2人目、3人目が関与するための3人称の認知判断実行です。
少年サッカーで語られる認知判断実行という言葉に違和感をずっと感じていましたが、認知判断実行を一人称で捉えている大人って結構多いんじゃないかと思います。
今回の個サルで分かったことは、体のキレを戻せばもっとプレーできそう。そもそも走力が不足している。
運動量と体のキレを上げるトレーニングをしたいなと、自然と目標が浮かびました。
目標って自分自身がたてるものであって、親とか他の誰かがたてるもんじゃないよなと気づきます。
そのほか、個サルで久々にサッカーしてみると、色々蘇る感覚とかあって、40歳になって社会のことがぼんやり分かってきた中で、日本でサッカーがお茶の間に浸透しない原因とか、少年サッカーの育成での勘違いとか感じたこともあったので、また、次回書きたいと思います。
最後に個サル楽しいです。我が子のサッカーのモヤモヤ解消にも最高です!これから最低月2回は行きたいです。
ただし、体がバキバキになって生活や仕事に支障が出ました。走れるようにならないといけないなと思います。