運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

Bチームのリーグ戦でのたー君

 たー君はAチームのスタメンというわけではありませんので、Bチーム単体で出ているリーグ戦にも登録されています。

 このリーグ戦は11人制をやっています。中学以降の準備のためのリーグで、他のチームはAチームも出ています。

 

 このリーグ戦でもたー君は主に4バックのセンターバックで出ています。たまにダブルボランチだったり、一人ボランチもやっています。

 8人制の時の2バックのクセもあって、攻められている時にボールがサイドに流れていくと、それにつられてサイドに出ていってしまいます。

 センターバックなので、真ん中でどっしり構えていて欲しいのですが。

 

 ビルドアップの時は、やっぱり8人制のクセで、ボランチに縦パスを出していきます。詰まってボールが戻ってきますが、相手FWのプレスをうまくいなしたり、くるりと回転してまたボランチに縦パスを入れるというようなことをやっていました。

 サイドバックに出して、ボールを横に動かしてから、縦パスいれてけば、簡単なのにと思いましたが、相手プレスを落ち着いていなしているのはよくできてるなと思いました。

 たまにボランチとパス交換をしてから、ドリブルしてルックアップしてブロックの隙間をスパンとパスを通してインサイドハーフにパスが入ることがあります。こういう時は、良い流れの攻撃に入っていけるなと見ていて思いました。

 

 先日のBチームのリーグ戦では、後半10分過ぎで0-1で負けている状況でした。

 その時に、選手交代があって、さらにコーチから

 「たー君トップ下!!」

 たー君はセンターバックのところで突っ立ってベンチの方をキョロキョロ見ています。

 「トップ下だよっ!!」コーチが大きな声で言いました。

 たー君は自分を指さして「オレ?」と呆然とした後、前の方を指さしてベンチの方を見ながらうなずいています。

 「そうだよっ!前!!どんどんボール受けて」

 あわてて走ってトップ下に入りました。周りの選手達もポジション変更しながらも、たー君が前に入ってきたぞ。なぜ?こんなプランないよな?とバタバタしています。

 

 私は、「トップ下なんてやったことないだろ・・・」ママは「一体どうして・・・できるの?」とオロオロしている我が子を見て笑っています。

 「プレス受けても相手をうまくいなしてビルドアップの起点作れているからできそうだけど。これは奇策だ。前を向ければ何かできるかもね」とママに話しました。

 

 そんな前を向いたプレーが2度、3度ありましたね。GOSスクールでも狭いスペースで1対2、2対2をやっているので、どうにか打開しようとしていましたが、決定機までには至らず。そのまま0-1で負けました。

 

 コーチの奇策は不発でした。

 試合終了後もたー君は目を白黒させているような顔をして、「トップ下って一体どうして」というような雰囲気でした。