運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

冬休み 個サルで成長

 冬休み子供たちはいかがお過ごしでしょうか。

 サッカー少年で一番怖いパターンはゲーム三昧でしょうか。

 ジョカトレFCは残すは蹴り納めのみ。ほぼオフ状態。

 たー君もほっとけばゲーム沼にはまっていきそうですね。

 年明けには県大会がまだあるし、体をなまらせない良いオフを過ごして欲しいです。

 

 じゃあ、4キロ毎日走れ!毎日リフティングしろ!というのも修行僧みたいだし、新しい刺激もなくて、つまんないことやっても成長幅は期待できないよなと思いました。

 どうせなら長期休みならではの非日常的なことをやって、ジャンプアップさせたい。

 そこで、思いついたのが、個サルです。

 

 とはいえ、サッカーやってる小学生だけの個サル行って、腕組みした大人たちがコートの周りを囲んで監視されているような中でサッカーしても正直得るもの無いよなと思ったので、私と一緒に大人のエンジョイ個サルに参加しました。

 

 私は初めて利用するフットサル場だったので、エンジョイのレベル感がわからないし、そもそも論、小学生が大人の個サルに参加していいのかフットサル場に電話で相談しました。

 「エンジョイだし、女性もいるのでみんなが気持ちよくやれるかどうか。小学生でサッカーやっててゴリゴリドリされたら注意しますけど。その辺ご理解いただければ」

 「うちの子はおとなしいです」

 と言って親子で参加申込しました。

 

 フットサル場に着いてコートに入ると、20代30代が多くて40超えは私含めて数人かな。身長は170cm~180cmぐらいな大人がズラリといました。ほぼ常連らしき人達で愛称で呼び合ってる感じ。

 

 運営の人がまずアップで2タッチゲームから始めましょうと言ってスタート。

 「2タッチゲームやるのか。判断速くボール回せるのかな」と思って様子見でやってるとクルクルボールが回ります。

 たー君も大人に囲まれて緊張しながら2タッチ以内でパス交換してゲームをやっています。

 その後、タッチ制限なしでゲームが進んで行きますが、男性がボールを持つとプレスはなかなか激しかったですね。

 私もボール持って何回目かでガツンと足元やられたので、そこから遠慮なくほどほどの強度で気持ち良くプレーできました。

 たー君もパスをたくさん貰えてるし、仕掛けてドリで抜けたり、ターンしてパスしたり、うまくいく時が多くありましたが、大人の懐の深さ、足の長さに手を焼いていました。

 たー君が言うには、守備の時に大人がドリで向かってくる時に恐さを感じるくらいの勢いを感じたそうです。ボールを持っても「大人は背が高いからコースに入られると前が見えなくなる。足もすぐ伸びてきそう」

 小学生が相手とは全く異なる感覚があったようです。

 実際、相手の懐が深いので、ドリブルの切り返しとかVターンとか深目にやってかわす場面もありました。失敗やミスも多かったですが、ゲーム中に肌で感じたことを無意識に修正できたというのは短時間でレベルアップできた証しだと思います。

 未体験の環境で工夫をして、解を探す。サッカーが上手くなるってこういう時です。

 

 大人個サルも1時間が過ぎるとどんどん盛り上がっていきます。バチバチやるというよりも球離れのスピードが上がってきてダイレクトで細かく狭く、リズムもテンポもよくボールが回るようになっていきます。運営の人も、「バルサバルサみたいだよ~。いいロンドになってるよ」と声をかけます。

 ウェイウェイ言いながら大人は笑顔でパス回しをします。

 相手チームにいるたー君もだんだん馴染んできて、小気味よいリズムとアップテンポなパス交換にどうにか合わせながら近くの大人にダイレクトでリターンしたりくさびのショートパスを入れていきます。

 頭をフル回転させてキャパオーバー気味なのが同じピッチに立って、顔を見ているとよく分かります。

 小学生だけが集まってやっても経験できない細かく狭く速いロンドにたー君も参加しています。どんどん肌で感じて欲しい。

 今回参加したエンジョイ大人個サルは20代、30代が多いのもあってか技術に自信がある人が多い印象でした。なおかつサッカーが好きで楽しんでて、私も新参でしたが楽しくサッカーできました。

 

 終了後には、運営の人が私の所まで来てくれて、「また来てくださいね。お待ちしています。」と声をかけてくれました。

 運営の人の気持ち良い対応も、個サルの良い雰囲気を作ってるよなと感じました。たー君もゲーム中にいじられて、可愛がられていました。

 またサッカーしたくなる気持ちにさせてくれます。

 

 結局、好きなサッカーを、気持ちよく賑やかに楽しくやる雰囲気がサッカーを自然と上手くさせるよなと再確認できました。

 チームがオフの時まで、ベンチコート着てしかめっ面した大人に監視されながらの小学生個サルでサッカーさせなくて良かった。

 

 今回の大人個サルは冬修行とは真逆の遊び気分の参加でしたが、たー君は小学生とのサッカーでは絶対に経験できないことを肌で感じられて、年明けからの県大会に向けて変化を起こしてくれそうな気がします。

 

 次は大人個サイチに参加する予定です。しかし、私の体力に不安があるのと、たー君は、「大人とやってもど緊張だよ。もう行かなくていいよ~。正直、大人こわいよ~」と言っています。

 何よりもママの「年末年始の忙しい時に遊び気分なら絶対行かなくてもいいんじゃない?」という圧を私が突破できるのか。