ジュニアのサッカーももうすぐ終わりです。
集大成として考えていた県大会はコロナにより2月早々に中止になりました。
親の考えでは、中学は高校受験優先で街クラブでのサッカーはしない。
サッカーよりも勉強してもらうというスタンスです。
秋から年末にかけてたー君とも中学の話をして、チームにも年末の時点でジュニアユースは進まないと回答していました。
そんなつもりで中学入学の準備をしていました。
2月中旬頃の夕ご飯の時です。
家族みんなで「いただきます」を言った直後、たー君が突然、
「おれ、ジュニアユースやりたい!」
と言い出しました。
私とママは驚いてしまって、
「いきなりどうして?」
「中学は勉強だよ。話してそう決めたよね」
たー君は、「みんなとサッカーしたい」
いろいろ話を聞きましたが、特にジュニアユースでレギュラーになって大会で成績残したいという気持ちは無いそうです。ただ、ジュニアで一緒だったみんなとサッカーしたいだけ。そして、中学の部活だったら、サッカーはやらないということでした。
その程度だったらサッカーする時間より勉強してよ。というのが、私とママの考え。
けど、なんとなくスッキリしない。何で子供がやりたいと言うことをやらせてあげないのか。
たー君に目指してもらう公立高校の偏差値が高いからなわけで、ジュニアユースに進むと勉強がおろそかになる。
進学高校に合格することの実利は、ジュニアユースで時間を使われることよりもたー君にとって得だと、大人の経験値で考えた結論なわけです。
それは、頭で分かってることなんだけど、なんだか釈然としないのはどうしてか?
堂々巡りの自問自答をしました。
前回記事以後、たー君の日々のサッカーではいろいろありましたが、ブログ記事もまともに書けません。
最初から分かっていましたが、子供の意思を認めてあげられない気持ち悪さ。
たー君の人生はたー君のものなんだよな。と私自身に言い聞かせた時に、ジュニアユース認めようと考え直しました。
「ジュニアユースやってもいいよ。自分でコーチに話して申し込んできな」と伝えた時に、12月頃からいつも歯の奥にモノがはさまったような顔をしていた、たー君の顔が明るくなりました。
その日の練習で、ジュニアユースに進むことをコーチに伝えたそうです。
中学の入学準備と同時にジュニアユースに進む準備もすることになりました。
とりあえず、5号球を買ってきてたー君に渡すと、
「やったー!!すげー!!」と言って喜んでいました。
欲しくてしょうがなかったサッカーボールを買ってもらってはしゃぐ低学年の子のように見えました。思えばこんな喜ぶ姿ジュニアの時に見たことありませんでした。
それから、たー君は家の中を5号球を足で転がしながら移動しています。2階に上がって行く時も、2階から降りてくる時も5号球を転がしています。
なんだかペットを連れて歩いているように見えて、おかしな姿です。