運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

7つのコーディネーションレッスンの大きな成果

 我が家の小3と年中姉妹が、テニスクラブで3ヶ月受けていた7つのコーディネーションレッスンが終わりました。

 3ヶ月といっても6回やっただけです。

 成果があったかと言われれば、様変わりしましたと言えるくらい大きな成果を感じました。

 

 体を連動させて運動させることが上達したのはもちろんのこと。

 

 ゲーム中に起きる正解と不正解が判断できて、連動して動ける。

 どこに何があって、障害物を避けながら、目的地に早く行くにはどのルートを通ったらいいのか判断と決断が早くできて、動ける。

 ボールの到達速度、バウンド後のボールの動きが予測できて、ボールをコントロールできる。

 主にこんなことが身につきましたが、

 一番すごいと思ったのは、大人と同じ目を会得したことです。

 

 年中のじゃす子は直線を走るかけっこはスタートは一番だけど、ゴールする時は最下位です。

 けど、保育園の運動会で一番になりました。

 この理由は、保育園の運動会のかけっこはトラックで走るので、コーナリングがあるからです。

 他の子がコーナリングで大きく外にふくれてコースアウトしていく中、じゃす子はスタートを瞬発力でトップで出てから早くコーナーの入り口を捉えて、コーナーを「曲がる」ことが脳と体が分かっているように、最短距離でコーナリングして、ピューッとゴールまでトップのまま入っていきました。

 その姿は、目と脳がコーナーを捉え続けて、円に沿って走るために先読みの情報処理をして正しいコースどりで体を動かさせているように見えました。

 

 大人からすると子供がコーナーリングでどうしてうまく回っていけないのか不思議です。たー君の時は、「何でそれくらいのことができない?」と不思議でたまりませんでした。

 けど、子供の目と判断と運動を連動させるスピードはまだまだ幼いので外にふくらむのが自然です。

 じゃすこは、コーディネーションレッスンで得た大人の目と、脳の情報処理と運動を連動できるから最短距離を走り抜けていけたというのが私の解釈です。

 

 ぴょん子はピアノが上手くなりました。指が動くようになったというよりも、今まで1小節ずつ捉えるような弾きかたでしたが、6小節先まで譜面の流れを捉えたように弾くようになりました。

 ピアノの先生も「楽譜が体に入っていくのが早くなりましたね」と言っていました。

 

 サッカーでは育成の現場で、認知、判断、実行とか、言いますが、バラバラに考えられた練習方法だけがたくさんあって、球技力を高めるコーディネーションアップには乏しいと思います。

 能力を上げる期待よりも、認知判断実行というひとつの型にはまって、サッカーのやり方がわからない人でも、何をしたら良いのかを示すマニュアルみたいなもんだと思います。

 あとゴールデンエイジも、その時期になんでもいいからやらなきゃ損損。やれば身につく。やらなきゃ一生できない。程度で認識されてるのが一般的でしょう。

 

 サッカーのジュニアの育成で、7つのコーディネーション、36の基本動作のうちで何の動きが必要で、どんなメニューで成果が出るのかの一般論が明確になっていて実施しているチームやスクールはわずかだと思います。

 スクールのアップでおにごっこして体と気持ちが温まるというのはその通りだとして、コーディネーションと認知判断実行を養えるとか言ってるとしたら、それはどんな理屈なんだと思いしらされました。