運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

駅伝大会前から感動した

 たー君は街クラブのジュニアユースでサッカーをしながら、中学校の陸上部で3000mと駅伝をやっています。

 先日、近隣市の地域ブロック内70校以上が出場して10区間30Km 超の距離を走る駅伝大会に出ました。

 この駅伝大会は箱根駅伝のように公道を警察がランナーの通過に合わせて交通整理、道路封鎖と解除をしながら、白バイの先導と伴走有りで運営されます。広い運動公園で同じコースを何周も走る駅伝ではないです。

 たー君が通う中学校の駅伝部はこの大会に出場しましたが、創部1年目で初出場なうえに、3年生がいなくて2年生8人と1年生2人が走りました。

 他の中学は3年間努力をした3年生や2年生のスーパーエースが出場します。

 最初にレース結果を書きます。たー君の中学校の順位は下から5番目でした。

 

 上位校10人の3000mの平均タイムは9分30秒。トップランナーは全国大会入賞者で8分40秒。エース区間は上位校は9分0秒前後のランナーがエントリーします。

 

 地域の知り合いには「大きな駅伝大会だよ。この駅伝から箱根ランナーもバンバン出る」とか「中学生ランナーの憧れのレースだから、1年生で区間を走れることは名誉なことだよ」とか「それはラッキーだね」と驚かれたり、取材があったり、ローカル局で放送があるから承諾書を出してと学校から言われたり、大げさだなと思う反面、なんか大ごとだなと薄々感じていました。

 

 レース1週間前に、中学の陸上部からは駅伝コースのマップが配られて予め試走をしてくださいという連絡があって試走をして、レース前々日には顧問の先生が区間エントリーされたランナーごとに書いてくれた10区間の攻略プランの資料をもらってきました。

 それを読みましたが、走行プランの戦略性よりも先生のランナーひとりひとりへの思いが伝わってきて心が揺さぶられます。

 たー君が走る区間の特徴はアップダウンがあること、3キロの区間で、1キロ毎にアップダウンの変化の特徴と走行プラン、1キロ毎の目標通過タイムが書かれていて、トップ校勢とのタイム差が繰り上げスタート対象に引っかかってくるところなので、粘って目標タイムで走って欲しい(たー君は3キロ11分30秒。陸上やってる子の中の下のタイム)。

 「頼んだぞ。君にはやり遂げる力がある」

 

 と最後に書かれていました。

 それを読んで涙腺崩壊。その姿を見たママが、

 「私はさっき泣いた」

 

 先生の思いを受けて、夫婦で駅伝の準備に力が入りました。

 

 翌日の駅伝大会の日は、サッカーの練習試合が組まれていたので、チームのコーチに休みの連絡をしました。

 「たー君は駅伝大会で走るので、練習試合休みます。サッカーで鍛えているので頑張って欲しいです」と連絡すると、

 「光栄なことです。チームの中3、中2からも駅伝大会に出る選手がいます。その2人と一緒にチームも背負って全力で走るように伝えてください」と言われました。

 

 やっぱりなんだか大ごとな駅伝大会だなと思いました。

 その大ごとな駅伝大会を当日、目の当たりにしてビッグレースだということを思い知らされました。

 

 4市を駆け抜けていく駅伝でたー君が走る区間は、中学校のそばなので地元を走っていきます。沿道応援も行きやすいです。

 たー君が区間を走っていく様子はまた次回。