近所に10歳ほど年上の女性がいます。娘のぴょん子がお世話になっているのですが、その方には20歳くらいの息子さんがいて、小、中とたー君と同じチームでサッカーをしていたそうです。つまり、たー君の10年くらいの先輩ということです。
いぜんからその息子さんのジュニアユース時代の話をよく聞かせてくれました。
先日話をした時には、
「たー君は怪我が治ってサッカー復帰できたの?」と聞かれたので、復帰しましたよと答えました。すると、
「ジュニアユースを見ている代表コーチは厳しいから、復帰後、弱音吐いてない?」
と、聞いてきました。
前から聞いてたのですが、その息子さんは忘れ物、遅刻、態度などでことある毎に代表コーチにきつく叱られてばかりのジュニアユース時代を過ごしたそうで、当時はチームの雰囲気もピリピリしていたそうなんです。
あるたー君のチームのOB で日本代表選手がインタビューで、代表コーチが厳しくてよく泣かされたと話していた取材記事も読んだことがあります。
「いやいや代表コーチは、すごく優しいんですよ。たー君が道に迷って試合に遅刻した時も「あきらめないでよく来たな」と言われただけらしいし、試合見てても肯定的なことしか言わないから、みんな和気あいあいサッカーしてますよ」
そう言うと、
「代表コーチのそんな姿見たことないから想像がつかない。」
私は、
「選手は上手い子はナショナルトレセンいたり、たー君も一緒にどうにかやってて、下手な子も試合に出て、いろんなレベルの子が一緒にやってても選手同士でとやかく言わないし、雰囲気良いですよ」
それに、
「大会も中途半端に勝ち進むけど、本当に強いチームには大敗したりして、チームがアンバランスにならないかなと思うんですけど、見てると幸せそうにサッカーしてるんですよね」
セレクションを通るだけで自慢できるチームではないし、自慢できるほど強豪チームなわけでもない。
チームに子どもを預ける保護者として、自チームの評価が「幸せそう」って言えたことに、そういうサッカーの経験もあるよなと、なんとなく満足感がありました。